つめたい
男のひとはつめたい。
あの人もこの人も、お父さんも、あの人すら、
程度の差こそあれ
皆冷たい。
そのつめたさで
入って来られないように、
不意に自分が出ることのないように
自分を守っているように
私にはみえる。
でもほんとうは、違うのかも知れない。
いって欲しい言葉を
いって欲しいタイミングと温度で言ってくれないから
あたしが勝手につめたいと
思い込んでいるだけかもしれない。
そっ気ないのか
素っ気ない 振りをしてるのか
知りたいなら、聞けばいいのに
言いたいならいえば良いのに。
男の人の、こころはみえない。
誰の心もみえない。
だけど、彼らの温度はいちだん低い。
女の子たちは私に同じ温度を求める。
男のひとたちは私の温度を受けとってはくれない。
ひとつひくい温度で
さらりとかえす。
何事も無かったかのように。
そのつめたさは時に
私を安心させる。
女の子の同調のように
息苦しくないから。
そして時に、
つき放す。
からっぽで、
何もみえない気がするから。