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映画祭り

今月観た映画の感想。


「イン・ザ・プール」 監督:三木聡


主演の松尾スズキはルックスも声もどことなく志村けんに似ている。動きも何となく似ている。
恋の門を観た時に松尾妻子(つまこ)って誰かいな、まさか松尾さんの妻やないやろうなと思っていたら松尾さんの妻だった。流石のセンスである。
この映画では何と言ってもオダギリジョーさまのあられもない姿を見ることができたのが一番の収穫であった。


★「THE 有頂天ホテル」 監督:三谷幸喜


笑わせ所がわかりやすくて素直に笑える。悪い意味でなく、日本人っぽい笑いのセンスだと思った。

笑わせようと意図して作られている場所で否応もなく笑わされてしまう感じ。

けどそれだけ自然に笑わせることはきっととても大変で、もの凄く計算して、何度も何度も練り直して作られているんだろうなぁと思う。
有名な俳優陣が惜しげもなく沢山使われていてびっくり。必ずしもイメージ通りの役をしているわけではないのに、みなさん見事にハマり役。

一緒に観ていた友人はオダギリジョーがどこに出演していたのかわからないと言っていたが、私にはなぜわからないのかが不思議であった。私のジョーに対する愛情が彼の姿を見つけさせたのだろうか。
主要登場人物の女優さんはみんな好き。松たか子可愛い。篠原涼子かわいい。YOUかわいい。麻生久美子かわいい。
そして戸田恵子さん。彼女のお芝居はあまり観たことなかったけど、そのさりげなさと雰囲気に魅了されました。あとお声が素敵!さすがアンパンマン。
こんなもの凄くわざとらしい、映画でしかあり得ない話を、複雑に入り乱れさせ絡ませつつも、観ている者にわかり易くすんなり観せる手腕は凄いと思った。
最初から最後まで絶えず笑わされた。そんで所々ほろりとする場面があったりして。
想像だけど、このひとはたぶん七転八倒してネタを考えているんじゃないかと思う。

けなしているのではなくて、天然ではなく、もの凄く努力している人なのではなかろうか。

その三谷さんのひとを笑わせよう、面白い話を作ろうというもの凄い努力の結果、観ている者は安心して笑い、楽しむことができるのだと思う。
あと誰が考えたんだかタイトルすごいですね。

「ホテル」という単語に「有頂天」を持って来るなんてこたぁそうそう出来まへん。別に有頂天じゃなかったしね。

「有頂天ホテル」!あぁこの意味不明の響き、口に出した時の得も言われぬ快感!うまいなぁ(感心)。

「ねじ式」 監督:石井輝男


タイトルが面白い。
浅野忠信のサエない男ぶりは良かった。
けど落ちぶれた生活云々みたいな解説文を読んで自分にぴったりやなかろうかと思って観たのだが、正直謎だった。
最初から最後までぽかーんと口開きっぱなし。

出だしから謎のグロテスク映像で、カールこってり濃厚チーズ味を食べながら観ていた事を後悔した。食べきったけどね。


「グレン・グールド・エクスタシス」 監督:ジョスリン・バルナベ


吉野朔実「グールドを聴きながら」でグレン・グールドの名前を知ったので観てみた。

ピアニストであるグールドに関わった人々が彼について語る。

完璧を求める彼は聴衆を自分の演奏を妨げるものとさえ考え、演奏会を極端に嫌い、ついにはコンサート活動自体を完全にやめてしまう。

そして完璧な演奏をレコードに収め、発表した。

賛否両論あるのだろうが、彼の演奏に対する考え方はとても興味深く、考えさせられた。

けど映像がちゃちかったのと、途中本人の言葉が出てきたりナレーションみたいのがはさまったりするんだけど、ちょっとごちゃごちゃしてわかりにくい感があった。

ナビゲーターみたいなオジサンの語り口も抽象的でわかりにくかった。



★黒星は映画館で観ました映画

いつもパソコンのお小さい画面で観ております故、久しぶりに劇場に足を運びましたらこんなに画面おっきかったですかね。とべっくらこきましたよ。