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人生の教科書



          



『人生の教科書「よのなかのルール」』という本を読んでいるのだが、宮台真司の序章がとても面白い。

今までずっと疑問に思っていたことや、日々何とはなしに感じていたけれど自分の中でうまく説明のつかなかったことなどがごっつ論理的かつわかり易く書かれていて、私は感銘を受けまくった。

彼の理論は隙がなくてあまりに正しい。

その感情的でない視点をつめたいなあと感じながらも、その正しさにとても安心する。

論理的な思考の苦手な私なんかはただひれ伏すしかない。ひえええ。

こんな風にものごとを突き放して見ることができたらもっと楽に生きられるかもしれないと思った。

ともすればきれいごとだと言われてしまいかねない価値観の正当性を、その客観性でさらりと証明してくれる。

最近テレビを見ていると、お金持ち、いわゆるセレブな人たちがどんなゴージャスな暮らしをしているかを見せて、見てる人の羨望をあおるみたいな番組がやたらめったら目につくのでげろげろになる。

「物の豊かさという国民的指標は消えた」はずなのに、際限なく経済的豊かさを志向する風潮が一向に止む兆候をみせないのは全くわかれへん。

ミヤダイさんが「社会が成熟化してくると、なにが自分にとって幸せなのかが人それぞれに分化してくる」という風に説明してくれれば、いつまでも同じ価値観の共有を迫られているみたいで息のつまりそうな自分の頭に風穴があいたような気になる。

私は普段意識しないうちに、もの凄い思考の圧力を受けているんだなと思った。

お願いだから入ってこないで、ってそれを自分に同化させまいと必死で抵抗しているのにもかかわらず、もうどうしようもなく多くの人が侵されてしまっていて、完全にまわりから排除するのは不可能であろう既成の価値観や思考パターン。

そんなものの出鱈目さをクールな理論でぶっ飛ばしてくれるのだ!!

日本のギム教育も、宮台さんのいう「成熟社会に適合した教育」に早くなってほしいものです。

あんなに息苦しかったのは、日本の教育が時代遅れだからだったのだ!と義務教育を6年しか受けていない私は安心して自分を正当化することができたのだった。

ああよかったなよかった。