《ブログ概略》

母の認知症を改善しようと、アメリカ留学時代の友人達(お医者さん×2)に勧められたUCLAのブレデセン博士の「リコード法(ReCODEプロトコル)」をできる限り実践中。 記事認知症は改善できる 『リコード法』とはに私なりに簡単にまとめてみました。

 

 

ブレデセン博士のベストセラー日本語版はいよいよ明日発売

 

手に持っていたものを忘れてしまっていた母が、今は食事を一応作り続けられるようになりました。

 

自己紹介: 母のこと

私がブログを書く理由


「自己紹介」カテゴリーに、重要記事をひとまずまとめ中。

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さて、

週末の三連休、私は

リコード法で手一杯でした汗

(プラクティショナーもいない日本で、原著やサイトの情報をベースに行なっているので「なんちゃってリコード法」ですが)

 

① 食事

② サプリメント

③ 運動をさせる

④ 脳の運動をさせる

これだけで、あっという間に時間が過ぎてしまいます笑い泣き

 

 

「『リコード法』の理想と現実」と称して、これから数回に渡り、私が『リコード法』を実際に行う際に感じる

現実的な問題

・私なりの対策

理想

を書いていきたいと思います。

 

 

 

第一回は…

 

① 食事

《現実》

「炭水化物の総摂取量を減らす」「グルテンを避ける」などなど、リコード法の指針にそうのは、それだけで大変です汗

 

 

 

{CA02B4C9-61EC-40B3-8743-4789D121A066}イモ類でも、サツマイモは推奨⁈

 

 

 

 

 

全てを網羅した食材で、おいしい食事を作るには、栄養や調理の経験と知識がないと難しい。留学時代に自炊をしましたが、栄養に関する知識は小学校の家庭科くらいしかないし、なかなか難しいのが現状です。

 

 

いろいろと「かかる」モノ

また、食材から実際に作るのには時間と手間がかかります。

さらに、食材は有機・無農薬、魚などでは天然物のため、今までの生活よりお金がかかってしまいます札束ちびちびとしたお金なんですが、それがずっと続くと、自分のポケットから出している娘からするとキツいもんですショボーン

 

そして、これは食事だけでなく全ての局面において言えることですが、患者自身に「アルツハイマー病である」という自覚があり、さらに「リコード法」を理解し、改善したいという意欲がない場合、実行が難しい

 

 

「食べさせればいいだけじゃん」

って思うでしょ?

 

そんなこと、ないんです。

 

 

「食べてもらう」だけでも、なかなか難しい。

 

概して簡単、早い、味がしっかりアップな現代社会の食べ物たち。
 

対して「リコード法」で推奨される食べ物は、というか健康に良いとされている食事は大体、その逆ですよね。難しい、時間がかかる、味はほんわりダウン

(その美味しさに気付くまでは特につまらなく感じる)

 

特に高齢になると、概して「普段と違うもの」を嫌がるもの。味の濃いコンビニ飯やスーパーの出来合い、化学調味料に慣れた舌だと、それらを「食べること」だけでもなかなか首を縦に振りません。

 

 

 

お菓子も大敵

安い価格でお煎餅、クッキー、ビスケットなど味のしっかりしたものが数多く売られる世の中。高齢になって家にいる時間も長くなると、おやつを大きな楽しみとする人も多く(デイサービスでもおやつは出ますし、毎日食べたがるように)、この「お菓子を食べる習慣」もまた「リコード法」にのっとった食生活を難しくします。

 

私の母は、いくら美味しい米粉低糖のお菓子や、ドライフルーツを並べても、慣れ親しんだ安いお菓子を欲しがります。

 

また、「自分のためにお金をかけてもらっては悪い」と考え、高そうな低糖菓子は包装を見るだけで「悪い」と言って遠慮してしまいます(他の人のブログを見るにつけ、経済観念はずっと残っている人が多いように見受けられますね)。

 

 

 

 

「主食」忌まわしき言葉

「主食」という言葉を「主な食」ととらえ、米、パン、麺類などの主食を中心に食べてしまうことも糖質制限を難しくしています。

 

お米が中心。そして、おかずは添え物。

 

アルツハイマーではない、若くて健康な体の人たちにはそれもよいでしょう。しかし、リコード法は「炭水化物の総摂取量を減らす」ことが重要です。量を減らそうと苦労しているのですが、「主食中心の食事」スタイルを変えるのは「生き方を変える」ことくらい、難しいみたいです。


「お米がダメ?なら、パンを食べるわ」
と母は言いますが、お米でなくても「主食」がなくてはいけないという感覚が染み付いています。多くの高齢者はそうなんじゃないでしょうか。かくいう私もその感覚、わかります。
 

 

 

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《対策》

無理強いをしすぎて、私のいない時に隠れて飲み食いされても、ますます管理がしづらくなってしまう…だから、あまり締め付けず「妥協」するように努めています。

 

そうしないと、介護者である私もノイローゼになってしまいますしね(数週間前からの学び)。

 

今は、以下のような対応をするようにしています。

 

 

調理問題→これだけは正直困りはてています。栄養面も含めて、助けが欲しいです。

👉《理想》で後述

 

学ぼうとはしているのですが、難しい。

 

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見ていると、とても楽しい本ですが、身にはなってないorz
 

 

なお、我が家のリアルな食事は「認知症&ごはん」カテゴリーをご覧くださいナイフとフォーク

 

 

 

・食材問題→キーとなる良い食材と悪影響のある食材を決め、あとはそこまできつく自分や母を縛らない。常にベターな代替えを探し、お取り寄せし、そっと置き換えています(実家だからAmazonからの配達を母が受けてくれるのはありがたい)。

 

その一つとして、お醤油をグルテンフリーにしました。

 

生鮮物などの高いものは、質的に良さそうだし(…よくはわかってないですが)、それはなにより味がいい!料金面では、母だけ良いものにする、同居家族には普通のものを食べさせるなどたまにしています(笑)。

 

調達方法として、Amazonの他には昔から加入している「生協」を利用しています。有機栽培の野菜や、天然のお魚がありがたいです。そして、うちの近所のスーパーよりお安いこともあります。また、「小麦」などアレルギー表示もあるので、それを避けるようにできるし便利。魚の冷凍食品(加工品ではないもの)を冷凍庫にたくさん入れておき、否が応でも魚食が増えるようにしています。

 

 

 

 

・主食問題→「食べたらいい。でも、野菜から食べなさい」と勧めて(一口しか食べないけど)さらに勧め続けるようにしています。そして、お米にリコード法でOKが出ているサツマイモを混ぜるようにしています(MCTオイルも入れます)。あれ?でも、これも炭水化物ですが、Googleで「炭水化物 サツマイモ」と検索する限りではお米よりはマシ?ちなみにコレ便利なGoogle機能。

 

パンに関してはグルテンフリーに近い状態にするため、私が目の届く範囲で米粉にしています。

 

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『こめひろ 十割の米粉パン in 武蔵境』

 

 

「お米」で1週間続けると飽きてしまうので、できるだけ週末に「とうもろこしorお米パスタ」「フォー」(お米の麺)などにしています。「食感が全部もちもちで飽きる」とは言ってますけどね。

とうもろこしパスタ』

 

 

 

 

 

・おやつ問題→高いお菓子を食べないで後で隠れて安い菓子を食べるのなら、高いお菓子をご飯の後に別格「デザート」として包装をはいで出します。甘いものを食べたいという欲求を一旦満たす。ナッツなどを食べてくれれば良いのですが、うちはなかなか食べてくれないのですねー

 

 

これも常備しているんですが、開けませんね。

沖繩銘菓「ちんすこう」みたいな食感でとっても美味しいです。甘いのですが、まずはグルテン摂取を控えたいので買ってみました。

 

 

MCTオイル6gが入っている、日清オイリオの「エネプリン」も、私が封を開けて目の前に突き出して放置し続け、「ああ、もったいない。なら、私が食べるわ」状態にまでしないと食べてもらえませんショボーン

『認知症に効くスイーツ?! 』

 

ハレとケが必要だと思います。現代人(というか母)、毎日がハレ祭

 

 

 
 
 

 

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《理想》

ズバリ、専門家の助力が欲しいですお願い

 

栄養士さんに日常で作れる・食べられる」レシピを作ってもらいたい。あるいは、指導を受けたいですね。

 


実は栄養士さんに助けを求められないかと思い、サイトを拝見したことがあります。とてもオシャレで、まるで雑誌から抜け出してきたみたいな素敵なイメージハート普段は誰に対しても物怖じしない私ですが、すくんでしまいました。

 

キッチンって「女性の内面」。調理技術は「女性の素養」だと私は思うんです(私個人の感覚です。女性、男性ともにごめんなさい)が、今やその内面は母の認知症で荒れに荒れ、調味料の位置も毎日変わってしまうくらい。そして、私の調理は必要にかられた付け焼き刃。ユニクロのセール品を着てるのに、VOGUE編集長に会うくらい気まずい感じ?とでも言いましょうか(普段の私ならそれでも会うとおもいますがw)。あまりにかけ離れているように感じ、結局コンタクトをとることができませんでした。

 

確かに今、栄養に関心のある人は、オシャレで意識が高い、主に20〜40代の女性、あるいやアスリートが多いのでしょうね。

 

でも、それって絶対数として、少ないですよね…ということで、それに認知症対策をしたい人を加えてもらえないかしら。すごい人数じゃないですか。

 

平成24(2012)年は認知症患者数が462万人と、65歳以上の高齢者の7人に1人(有病率15.0%)であったが、37(2025)年には約700万人、5人に1人になると見込まれている

内閣府

 

しかも、糖質を控えたお弁当などを売っているところもありますが、「認知機能」に焦点をあてた食事提供はない。

 

 

食事+認知症対策は

ブルーオーシャン波
(まだ競合相手が少ない、新規開拓市場の意)

 


単価は上記の現在ターゲットより若干、下げなくてはいけないかもしれませんが、絶対数は多いですよね。

 

どこか介入して、使い勝手の良いサービスを提供してくれたら…と私は願っています。


レシピ本、個人指導、講座など、介護者が行える「日常」を重視したものを作ってもらえると、介護者として本当に助かります。

え?

わざわざリコード法用レシピを考えるなんて面倒?

糖質制限
野菜の積極的摂取
青魚などの積極的摂取
ココナッツオイル

って、不妊症やダイエットと共通点も多くないですか?ただ、認知症改善法「リコード法」にはNGの食材がありますし、推奨する食材もあるのでそこと、少し「日常」アレンジすれば良いだけです。



え?
「日常」仕様なんて…そんな介護者の料理レベルを考えてるのは面倒?


その場合は、リコード法版の宅食・あるいは冷凍食品・調理準備済み食品・食材セットの販売でも嬉しいです。買いますコインたち

 

多分、アルツハイマーに既にかかってしまった患者や高齢者だけでなく、40代くらいからの「気にし始めた人」たちもこれを購入すると思います。長く、固定客がつくんじゃないかなぁ。

 

「栄養」はサプリメントでの補充も含めて、「リコード法」において重要な要因。指導をしてもらえると大変に助かります。



 

まずは大綱を実践医が。

 

そしてうまい具合に栄養士、あるいは食べ物の専門家がそれを引き継ぎ、提携していけるようになると嬉しいなぁ。

 

ちょっと壮大になってしまいましたが、以上が私の理想、というか私のニーズでした照れ

 

「リコード法実践の理想と現実①食事」でした。

 

 



ところで、今日はお菓子の日だそうです。

あ、親には「グルテンフリー、砂糖取りすぎNG」なんて言っていますが、私も母と同じでお菓子が好きです。好きなお菓子は、舟和の芋ようかんと、仙太郎の豆大福。これからの季節、桜餅ですね。皆さんは道明寺と、関東スタイルの桜餅のどっちが好きですか? 私は関東のクレープ状の皮が好きですハートもうすぐ春。今日は寒すぎず、すてきなお晩ですね。

 

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