現京セラの名誉会長稲盛和夫氏の稲盛塾のVTRが放映されていました。
塾生から、「私は家具屋の2代目で、職人に効率よく働いてもらうにはどうしたら良いでしょう」と質問がでました。
稲盛氏は、「現場の職人と話しをして、自分の理念を語り、力をお借りしたいと話したらどうか」と回答していました。
職人は、真面目に働いているのだから、智恵をだしてくれるでしょうとお考えのようでした。
私も以前、2代目にの経営者に同様の質問をされて、「まず、現場に入って、現場の仕事がどう行われているか、確認してください。」と申し上げました。
これには、次のような目的がありました。
まず、誰かが言ったことを鵜呑みにしては、経営者として成長するのは困難です。
効率を上げられない原因を自らの目で確認して、判断するための現状把握をして欲しかったからです。
次に、現場にいなければ、情報の受信も発信もできません。
情報は、発信されないと受取ることはできません。
力のあるところに情報は集まりまり、情報のハブのようになります。
やがて、経営者が何をやりたいか、伝え続けるためのシステムになります。
前述の2代目経営者は、最初、従業員からの抵抗があり、事務所の片隅に入り、現場の様子を見ることからスタートしました。
ご苦労された後、今では、事務所の中心に移り、指導的な立場がとれるようになっています。
また、心を許せる社員もでてきているようです。
人が成長するには、時間がかかります。経営者も従業員も条件は変わりません。