2023年産卵の新潟県産本土ヒラタ。vol.6では保管場所の移動と菌糸ビン交換をするかどうか悩んでいました
床下の最低気温は分かりませんが、万一氷点下になると良くないと思い移動しました。場所は実家の昔の私の部屋。現在は物置。2022年産卵で2023年羽化の越冬組、その他越冬個体の保管場所
の隣に鎮座
ここは、2階なのですが、1階と2階でも違うのかな?
菌糸ビン交換につては、vol.6で交換した3個体以外は800cc1本のまま3月まで引っ張りました。理由は例年(といってもヒラタは2年目、オオクワで数年)常温飼育で冬は殆ど食べず菌糸ビンが勿体無いから。
と、いうことで、春になって活動する前に今回は発酵マットに詰め替えることにしました。というのも昨年は、殆どのケースで蛹化前にかなり暴れて、菌糸の劣化が激しく、メスはきれいに羽化したけど、オスは蛹化不全、羽化不全や蛹のまま★になったりと原因は不明ですが、同じことをやってもいけないと思い、変えてみることにしました。
詰め替え用の空ビンを探していると
昨年標本を作ろうと乾燥させていた個体が出てきました。頭の片隅には存在を認識していましたが。作業を忘れていました。これだけ日が経っても固まった関節をうまく展足できるかな
話が脱線しましたが、まずは発酵マットを取り寄せました。昨年使用した空ビンに詰めるのですが、詰めるとどのくらい圧縮されるかわからず、産卵セット用にも使えるようにと送料無料となるお得な5袋(50L)を発注(ホントにこんなにいるのか?余計だったら全然お得でもない)。
発酵臭を取り除くため、物置となっている旧私の部屋にあったベビーバスにとりあえず20L投入(2月25日)。
1週間ほど寝かせました。プリンカップにマットを固く詰めるのに使用しているエスプレッソ用コーヒータンパー。持ち手が短いのでビンに詰めるため改造することに。ダイソーで物色。丁度良さそうなポールを見つけました。
しかし、両方メネジ、しかもサイズも違う
タンパー側の確認もせずに探したので、見つけた時はラッキーと思ったのですが・・・
仕方ないので、今度はしっかりサイズを測り、こちらを購入。
異径の接手があったけど、オスメスだったので
ボルトの頭を落として
これで
こう。
加水して
詰めます
うまく詰められたように思います。
とりあえず、1100ccを6本と800ccを9本の計15本でマットが無くなりました。3月2日、この日の作業環境は5.6℃。
再発酵しないか確認のため、直ぐにでも幼虫を投入したい気持ちを抑えて保管。ヒラタ用にはもう5本必要なので再度ベビーバスにマットを投入(10L)、この段階で加水しておけば、再発酵の確認不要で即投入可能では?と思い即加水、発酵臭を飛ばす為、また放置です。
タンパーを改造してうまく詰められたような気がするけど、柄が細いので上から押すと手のひらが痛い握って押すと体重がかけられない。ということで再改造。
ダイソーで角材を購入し、面取りし、穴をあけました。
使い心地はバッチリでした
体重もしっかりかけられる。逆に先週詰めたヤツは不十分かな
3月6日、1100ccを5本追加製作完了。隙間時間での作業だったのでこの日はこれにて。幼虫を移す準備が整いました。
もう一つ、準備・製作しました。それは固く締めたマットに幼虫を入れる穴を穿つ道具。スプーンで掘ると全体的にほぐしそうだったので・・・
水道用のソケット、チーズを購入。
ノコ歯で適当にギザギザにカット
けずりカスが内側に逃げるように刃先を整えて
回すためのハンドルと接合するため、マーキングして
カット。
ノコ歯が曲がって真っ直ぐ切れず、補正していく内にどんどん削って、最終的に最初のマーキングの倍の溝になってしまいました。が、結果的にこれが固定もしっかりできて回し易くて良かったです。
見えにくいですね。
使い勝手も仕上がりも悪くないです。
いざ、幼虫の引っ越しですが、思ったより長くなったので今回はここまで。次回vol.8は測定結果。