前回前々回の続きです。

 

 黄鉄鉱付の水晶の次にこれも珍しいよ。と見せてもらってのが、アメジストに沸石が付いた標本。これ(沸石)が付いているのが、珍しいんだと説明してくれます。

 

 この店主が付けたものでないと思われる古びた値札(シール)が付いていてその額、18,000円!

 

 そんなに貴重なものなのかなぁと思っていると、2,000円でいいよと言われました。それを私の隣で一緒に見て聞いていた次男は、

 

「おれ、買う!」

 

と言って財布を既に開いています。お年玉などがあるとはいえ、彼のお小遣い5ヶ月分です(学年が推測できますね)。

 

「ホントにいいの?」と聞くと、「いい!」と間髪入れず力強い返事。

 

本人が興味を持って欲しいと思ったのだからいいかなと思いました。私だけ買っていて、お金を大切にしろとも言っても説得力ゼロですし。

 

そして彼が買ったのはこれです。

台座もついています。部分的に拡大すると

雪だるまのような沸石、別の個所は

 家に帰って気付いたのですが、綿毛のような結晶も見られます。中沸石ってやつでしょうか?

 

ひょっとして、白い部分全体に針状の結晶が最初はついていて、当初のお値段だったのでしょうか?その辺はよく分かりませんが、次男は宝物としてとても大切にしていて満足そうです。何処産かは聞くのを忘れてました。

 

 店主のおじさんは、石の価値は人それぞれ、いかに安く手に入れるかが大事だと言っておまけしてくれました。いったいいくらで集めたのだろう?

 

 この水晶もクリーニングしたいなと思いますが、薬品だと水晶に影響がなくても沸石に悪影響が無いか不明で手をつけられません。

 

 

 本来の価値、相場はよく分かりませんが、価値は人それぞれって言ってたし私と次男は満足しています。

 他にもきれいな石がたくさんあったので、電話番号も交換したし、また機会があればお会いしたいです。