連動する繋がりを感じた「みなとバリアフリーコンサート」。 | IGS-report

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令和4年7月22日

港区立「障害保健福祉センター」6階 多目的体育室「チーム・YUKI」という港区出身の方を含む演奏家集団によるバリアフリーコンサートが行われた。

 ステージも客席も「バリアフリー」という「主旨」のもと(手話通訳もあり)

開催開始の施設長のご挨拶で驚かされたのだが・・・


・大声や泣き声も大歓迎
 

・途中退出等の出入りも自由

という事に、

そんな自由なコンサートって世の中に存在をするのか!!最初に耳を疑った。

 演奏が始まる前、舞台に吊るされた手作りの「みなとバリアフリーコンサート」の文字の温かみがスタッフさん達の心がこもっている感じがして、これを観た時に、あ、このコンサートは大成功をする!!と直ぐ感覚的に伝わってくるものがあった。
イベントという物事の「カタチ」や「継続」だけではなく、ここには「心」がある事が見て取れ、一瞬で、視覚からもこのイベントへの主旨への理解へ繋がってもいる気がした。


 又、皆で一致協力をされ一瞬で「想い」「主旨」を『舞台造り』で表現をされた職員さん達への意思伝達や意識共有も凄いが、カメラマンもされていた民生委員さんがこの企画を持ち込み、プロデュースをされたとの事で、これも凄いコーディネート力だなと・・・。

(きっと他の誰にも観えない気苦労の部分もあったのではないだろうか?、少しだけお話をさせて頂いたのだが、凄く細やかな心遣いをされる方に感じ、枝葉末節にこだわる訳ではなく小さな人の気持の方もおざなりにされない方なのではないか?と感じた。こういう方が裏方でおられるからどんなイベントも血が通った企画になるのだなと学ばさせて頂いた気がした)

演奏者の方々は、
フルートの齋藤友紀さん←「イベント告知」のチラシの裏に書かれているプロフィールを観ると、世界各地でオーケストラとの共演やソロリサイタルを行ない、CDも出されていたり、国際的な賞を受賞されたり、国内外のアーティストとチャリティコンサートを行う凄い人という事が解かった。http://www.yukisaito.com

フルートの大泉穂さん←齋藤氏のお弟子さんで既にプロ活動をされている方。
フルートの新山麻美さん←同じく齋藤氏のお弟子さんで既にプロ活動をされている方。
パーカッションの橋本"ハッサン″一芳さん バンド「新しい朝」のドラム・コーラスを担当し、「チーム・YUKI」の主軸にもなる方。 http://www.atarashiiasa.com
ピアノの金益研二さん←様々なジャンルの著名アーティストの方々と共演や曲のアレンジやCDも出されているアーティストの方。http://www.kanemasukenji.com 

 

恥ずかしながら私は音楽の事は詳しくはないが、この会場で鳴っている音の響きが「優しい響き」だなという感じもした。


 多くの観客の方ボランティアの方スタッフさん達がネコやミッキー(?)の耳や、ゲームキャラクターの仮装を付け客席と舞台が一体となって会場全体を盛り上げる「カタチ」が会場へ足を踏み入れた瞬間に形成をされている事を目撃し、「会場全体」がステージ客席垣根を取っ払いまさにバリアフリーで一体化をされている事に瞠目をした!!

(これはルイージ?)

曲目は・・・、

~元気よくオープニング~の「主旨」のもと
 「ジャンボリーミッキー!」(「ミッキーマウス・マーチ」)

~リクエストコーナーその1として、「工房アミ」さんより~
 「アンダー・ザ・シー」(リトルマーメイドより)
 「ひまわりの約束」


~みんなで踊ろうのコーナーでは~
 「Happiness」(嵐)

~リクエストコーナーその2として「放課後等デイサービス」さんより~
 「にじ」

~身体で感じよう!のコーナーでは~
 「しあわせなら手をたたこう」(「ほっぺ」の順で

~リクエストコーナーその3として「みなとアクティ」さんより~
 「レット・イット・ゴー」(アナと雪の女王より)

~リズムに合わせて♪~
 「スーパーマリオブラザーズのテーマ」

~目を閉じてクラシックの名曲でリラックス~
 「バッハベルのカノン」 ←Coolio(クーリオ)のRAPの後ろで流れている曲か・・・

~アニメのあの曲!~のコーナーでは、
⑩ 「ルパン三世のテーマ」

~最後に向かって盛り上がっていきましょう♪~
 「風になりたい」
 「情熱大陸」


アンコールは、
⑬ 「花は咲く」・・・3.11東日本大震災の時の曲だったし、私が季刊で発行をしているリーフレット「Green」でも丁度「花は咲く」の作曲者である菅野よう子氏の事にも少し触れていたので、リーフレットの発行日をバリアフリーコンサートと同じ22日とし

前日の21日夕刻に会場と同じ建物内に設置

 

 「普及」・「啓蒙活動」と共にリーフレットを手にして下さった方々が、この日のバリアフリーコンサートを、更により愉しめる「何か」の応援になればと・・・

(そんな私の媒体の「発行日」まで確定させてしまった今回のバリアフリーコンサートだった。こうやって世の中は繋がり会った事も観た事も無い双方(←私)が影響をされつつ連動し、動いていくのだなと←今、こうして書いている事さえも・・・)

が演奏をされた。

 とにかくバリアフリーや自由をうたっているだけのこともあり、内部障碍の方や車椅子の方など三障碍を問わず様々な方々が、今まさに演奏をされている演者の前に出てかぶり物等の衣装を付けたりしながらDance!!Dance!!Dance!!という感じで自由に踊って自己表現と「交流」をし今直ぐ!!っ会場や一体感渦巻く輪の中に入って発散をしてみては?という主催側の心意気が伝わっていた気もする。

 障碍がある人も無い人も誰もが、(少しづつでも)「何か」ACTIONを起こす事で「全体」に更なる「一体感」GROOVEが生まれていた瞬間を観て感じる事も出来た!!!

そんな「素晴らしい音楽会」だった。

『希望へ繋がる温かさが観えた瞬間』と感動を与えて下さってありがとう!!

そう振り返って思い起こせて頂けるバリアフリーコンサートだった。

(来て良かった・・・、前日までの準備から関係各者さま・演者の皆様・ボランティアの方々・一体感を作られていた来場者様、私が言うのも何ですが、お疲れ様でした!!、「感謝」!!)