「東日本震災ボランティア合同説明会」 | IGS-report

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IGS-report 2011年8月21日、お台場の東京臨海広域防災公園・「そなエリア東京」において、防災推進協議会とNPO法人夢職人が主催する、「東日本震災ボランティア合同説明会」 が開催された、ほんの僅かだが過去のものになりそうな3.11を、なんとか冬が到来する前に、もう少しいけるところまで復興しておかねばならないという。


今回は、一応、責任者の了承を得て、全部のブースをまわり、様々なボランティアグループの違いや、共通点、現地の状況を訊いてきた。やはり今回の震災では、学生さんが主体になって、ボランティア活動を自主的にしているという事が、日本の未来にとっても大きいのではないか?と1番の印象を受けた。

 その、現地で震災に遭われた人々と、ボランティアに参加する人を繋げる役目を、ボランティアグループやNPO・NGOがされているということだった。我々もそうだが、実際ボランティアを受ける事って日本人にはあまり無い事だ、いきなり他所からやってきて、「ボランティアをしにきました」と言われても、それは現地の人との温度差や関係もある。やはり長期に渡って良い関係を築いて、ボランティアをする場を作って下さる団体や、繋げる団体も必要になってくる。


 それでは、今回出展されていたNPOやNGO各ボランティア団体を、

数か多いのでどうしても簡略になってしまうが、ブース順にお訊きした内容と感じたことを紹介していこう。(各団体名をクリックするとリンクします)


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NPO法人国際学生ボランティア協会

読んで字の如く、学生とそのOB主体の団体で、とても素直で上品な学生さん達という印象を受けた。本当に頑張って欲しい。


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一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンター

ボランティアでは有名で、以前、記者もピースボートさんに申し込んだことはあるのだが、当時頚椎を怪我してしまって、もし、今行ったらボランティアの方々にご迷惑をお掛けしてしまうとグッと堪える事にした経緯があった。



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Youth For 3.11

学生さん主体のボランティアで、人数も豊富でこれからが期待される。



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RQ市民災害救援センター (左)

NPO法人エコツーリズムセンターが中心になった有志の市民で集まった団体。多くの経験をもつ。



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遠野まごころネット

素早い行動と、具体的な動きをされて支持が高まっているとのこと。



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NPO法人NICE

主に国際ワークキャンプや、中長期で現地(国)に滞在出来るボランティア支援をしている。今回も2週間以上滞在出来るのボランティアを募集している。



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NPO法人キッズドア

普段は国際ボランティアをメインにされているが、今回は主に、教育と学業支援をメインに活動をされているとのこと。国語と数学を柱にしながらも、震災で体育館に避難してきたお子さん達に絵など、先ず机に向かうこととか、体育や、45分刻み(授業の時間)でチャイムの感覚での学業支援をしている。絵は自主的に自分達から発しているものを描いて頂いているとのこと。



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NPO法人オンザロード

普段、国際支援をしている団体だ。今回は、駅集合や、朝着いてから翌日の作業など、ボランティアをする方に無理の無いスケジュールも提供している。



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認定NPO法人難民支援協会

「被災地で活動をしたい」という海外の難民をサポートする他、被災地の外国人女性を豊富な国際経験を活かして支援している。



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日本財団学生ボランティアセンター

虎ノ門にある、防衛大学や海上保安学校などチームワーク主体のボランティア支援をする団体。



 今回様々な人の色々な話を聞いている中で、

「東京と現地を往復する間に人々の間に、日々薄れつつある震災の記憶や、現状の風化について、現地との温度差が拡がっていると感じる」というお話も聞けた。やはり喉元過ぎれば~なのが人間なのかもしれない。だから生きていける、でも、今回で変らなければならない時期に、人類は入っているのだろう。学んだことを実践して始めて学んだ事になる、マンデラ元大統領の「許そう、しかし忘れまい」という言葉じゃないが、風化というより、無駄にしてはならない。

だからこそ、今回、学生さん達が、体験する事は未来の礎になる事だから大切な事だと感じた。

どう動くか、?