あくまでも自分の主観でしか書けない。
記憶違いや誤解は沢山あると思う。
自分だけを正当化するつもりも無いし、可哀想だとも思わない。
ただ、私が見た事聞いた事、感じた事思った事を書いていくだけ。

周囲の人を殊更に悪し様に書くつもりは無い。
本当の事なんて本人に聞かなければ分からない。
ただ、その時に感じた思いは深いところに擦り込まれていて変えられない。

理性では理解出来る。
ましてや大人になった今ならなおさら。
言い訳みたいだけど、あの頃は子供だった。
分からない事だらけで、途方に暮れていた。

ある日、祖母の部屋のゴミ箱に折り紙が捨ててあった。
それは何日か前の誕生日に私がプレゼントしたものだった。
これも、記憶違いかもしれない。
でも、当時それを見た事は事実だし、傷ついたのも確かな事だ。

今となっては真相は全く分からない。
確認すれば良かったのに、などというのは当事者ではないから言える事だ。
父が話した内容は理解出来なかった。
内容は覚えていない。
でも、兄が泣いていたのを見て悲しくなったのは覚えている。

両親の部屋から出ると祖母が立っていた。
泣いている兄を抱きかかえるように部屋に連れて行った。
行き場の無い私は、従兄弟がいるリビングへ1人、入っていった。

あれ?泣いたの?
そう聞かれた。
うん、ちょっと頭をぶつけちゃって。
何故か嘘をついた。

そのまま何も無かったかの様にTVを見た。
その後の事はあまり覚えていない。

その夜兄は祖父母の部屋で寝た。
部屋で1人中々寝付けなかった。
いつもなら寝付くまでお話をしてくれる父も、その日は来なかった。

その日の記憶は細切れだ。
人生が大きく変わった日なのに。

母方の伯母と従兄弟が遊びにきた。
夕方、ご飯を食べに外に行った。
両親は家にいた。

TVでマジックショーをやっていたのを覚えている。
見たいから、外に行きたくないと思った事も。

帰ってきたら、静かだった。
あれ、皆出かけたのかな?と思った。
居間には祖母がいて、父が部屋で兄妹を呼んでいると告げた。

両親の部屋には父だけがいた。
座るように促された。
そして、母が出て行ったことを告げられた。

そのとき私は6歳になったばかりだった。