劇団EOEの劇団EOE通信 -8ページ目

「腹式呼吸」って、どんな呼吸ですか?

こんにちは。制作部です。

「腹式呼吸」って、どんな呼吸ですか?

今日はいきなりの質問となり、ビックリされた方もいらっしゃると思います。
驚かせてごめんなさい。

でも、実は、この質問、劇団EOEの体験レッスンでの鉄板の質問なんです。
必ず出ます!

この質問、単純そうで、意外と答えるの難しかったりするんです。

例えば、「お腹に空気を入れる」なんて言っても、そもそもお腹に吸気は入りませんし。
「お腹をぺこぺこ」させても、腹式呼吸は出来ませんし。
ということで、そんなことを考えながらのレッスンとなっているんです。

TVでも、映画でも、舞台でも、声優でも、対応できる人間を「役者」と呼ぶ、
と私達は考えているんです。
TVでも、映画でも、舞台でも、声優でも、対応できる。
そう考えると、本当に広い分野に対応できないといけないですよね。

だからこそ、そんな役者に必要な「役者力」は、
日々の稽古よって培われると考えているんです。
稽古場で流した汗と涙は嘘をつかない。
そう考えているんです。

だからこそ、毎日続けていかなければならない。
そして、続けたとしても、出来るだけ早く体得するためには
単純に教わるのではなく
その原理原則を常に自ら考えていったほうが良い。
そう考えているからこそ、

「腹式呼吸」って、どんな呼吸ですか?

なんて質問から、体験レッスンは始まります。
ちなみに、この体験レッスンは、入団希望者を対象に無料で行われております。
ご希望の方は、こちら より御申込下さいませ。

お芝居は「内的テンション」と「外的パワー」ともに大切です

皆さん、こんばんは。
制作部です。

さて、早速の展開となりますが、
今日のお話は「内的テンション」と「外的パワー」というお話です。

「内的テンション」と「外的パワー」っていきなり言われ
何それという方もいるかもしれませんので
まずはちょっと整理します。

「内的テンション」とは、心の中で思っている感情のことです。
感情なので、他人には見えません。
でも、その人の心の中には確かにある感情。
それが、「内的テンション」です。

「外的パワー」とは、感情から生まれた行動のことです。
例えば、大声を出すとか、物を投げるとか
他人からも見たり、聴いたり出来ます。
それが、「外的パワー」です。

まあ、こんなことをいきなり書いてもなんだと思われそうですが、
人間は、内面で思った「内的テンション」と同じだけ
「外的パワー」として、他人が分かるように外に現すとは限りません。

例えば、上司に部下が怒られているとします。
でも、その部下の方は、正直、あまりそのことを快く思っていない。
というより、かなり不満たらたら。
ただ、とは言っても、こんな状況で、それを表に出すことは出来ませんよね。

こんな状況だと、
内的テンションは高めでも、外的パワーは低いという状況になります。


でも、この状況、もしかすると
上司の方からすれば、別に本気で怒ってはいないけど、
教育のため、思い切り怒っているように見せているだけなのかもしれません。
そうすると、上司の方の状況は、
内的テンションが低くて、外的パワーは高いということになります。

でも、人間なんて、よく考えてみると、
内的テンションでも、外的パワーでも、
どちらか片方だけでもいいから、
高いという状況を続けているというのはなかなかありません。
この状況と言うのは、心身ともに大変ですから。
例えば、大笑いをし続けたら、お腹は痛くなりますし、
そもそも、呼吸が出来なくなりますからね。

そう考えると、私達は、日常生活において、
内的テンションも、外的パワーも、知らず知らずのうちに
ストッパーをかけているのかもしれません。
筋肉だって、全ての能力を行使すると、断裂の恐れがあるために
知らず知らずのうちにストッパーをかけているように。

だからこそ、私達は、
内的テンションも、外的パワーも、
ストッパーを外そうと思ったら、外せるようになっている必要性があります。
とはいっても、20年、30年と、そうやって人生を過ごしてきたはずです。
分かっていても、なかなか外せない。

そんなジレンマとも格闘する稽古場です。

上手が右側で、下手が左側って何故なの??【制作部】

皆さん、お早う御座います。
制作部です。

さて、今日も、とある日の稽古場の模様をお届けしたいと思います。

その日の稽古では、病院の診療室という設定で
先生と患者の二人芝居を行いました。
ただ、最初に何人か演じていましたが、何となくしっくりきません。


何がしっくりこないのか。
寧ろ、それを考える時間となったのですが、
ヒントとなったのが、「相撲」でした。

勿論、とはいっても、ぶつかり稽古をしたわけではありません。
相撲の東西という考え方がヒントとなったのです。


相撲には、東と西があります。
そして、東の方が上位に当たります。

そもそも、東と西と言う言葉の語源を遡ると
東は、日が出ずるところ。
虹は、日が沈むところ。
なんだそうです。

だからこそ、東の方が上位に当たるのだとか。

これは、演劇にも通じるところがあって、
昔からの劇場は、
北側に舞台があって、南側に客席があるという構造になっています。
となると、お客様から見て、
舞台の右側が東、舞台の左側が西になります。
ということで、右手が上手、左手が下手になるんですよね。

それで、先ほどの相撲の話ですが、
そうなると、上手の方が上位になります。

つまり、先ほどの診療室のシーンは、
上手に患者、下手に医者がいたから、いまいちしっくりこない
という感じでした。
確かに二人の立ち位置を入れ替えると、そのムズムズが解消されました。

ぱったと見た感じでも、芝居の、そして、演技の質は変わる。
立ち位置一つでも、お客様から見て、自分は、そして他の役者はどう写るのか?
常に考えなければならないという必要性を確かめる稽古だったりしたんです。

本当に稽古場は、頭も身体もフル回転させなければならないんだと
このところ、思いっぱなしです。