関西などにお住まいの方はあまりなじみがないかも知れませんんが
伊豆半島や三浦半島には、歌舞伎や「鎌倉殿の13人」に登場する人物名の土地が
たくさんあります。

今は行くことは叶いませんが、コロナ前は、一ヶ月の休みがあれば海外、
2日の休みがあれば伊豆などに旅行に行っていた私。
馴染みの深い名前が多く、私はその名前にちょっと気がひかれます。



三浦半島ははじめ「御浦」と呼ばれていたそうですが、
東、西、南の三方が浦に囲まれていたから三浦半島になったそうです。

そしてここにいた豪族が三浦義澄(佐藤B作さん)三浦義村(山本耕史さん)などの三浦氏、
三浦半島には東京からも比較的簡単に行け、横須賀あたりは歌舞伎の巡業公演もございました。

歌舞伎講座を二度やらせて頂いたのも、この横須賀ですね。

飛行機に乗っておりますと、航路によっては綺麗に三浦半島が見える事があり、
見えましたときは、嬉しくなりますね。

 


伊豆半島の伊東に在住していたのが伊東祐親(浅野和之さん)の伊東氏、
本来は「河津」祐親なのですが伊東に住んでいるので通り名が勝ってしまったようです。

伊東は、伊豆の旅行を致します時には、割と玄関口になっている事が多く、
一度伊東で降りて、軽く観光したり、ランチをしたり、今はありませんが、
駅から少し行ったところの ダイエーでお酒を買ったり・・・(笑)

また、曽我兄弟の父親で工藤祐経に殺される河津三郎祐泰(山口祥行さん)は
伊東祐親の嫡男で同じく南伊豆の河津に住んで居りました。

物語の中では、八重(新垣結衣さん)のお兄さんにあたります。
現在八重は江間次郎(芹澤興人さん)に嫁いでおりますね。
この江間と云う土地の名称も伊豆中央道に江間ICもあり伊豆に残っております。

同じく姉妹は、時政(弥十郎さん)と義純とそれぞれ結婚しております。
このあたりの血縁関係も、ややこしいので、家系図を書きながら見たくなります。

この河津も、伊東の南側にありますし、河津桜はもうそろそろ咲く頃でしょうか?
奥には河津七滝のあるところですね(笑)
七滝には、以前何度か気に入って通っていた旅館がありました。
伊豆高原に行くようになってからは、ご無沙汰になってしまいましたが、
こちらもまた行きたいものですね。

ですが、なぜか河津七滝に行きますと、雨が降るのです(笑)

歌舞伎の『寿曽我対面』に登場する小林朝比奈の朝比奈は三浦半島の
鎌倉に近い土地あたりで横浜横須賀道路に朝比奈ICと云う名称もありますね。

その土地あたりに住んでいた豪族の名前がそのまま姓となり
現在までつづいている事に私はなんかロマンを感じます(笑)

伊東や伊豆高原などは私も旅行や温泉でよく行くところ、
土地と姓名とは切っても切れない関係があるのでしょうね。

 

今回の少し時代的には人物関係の難しい『鎌倉殿の13人』

歌舞伎を見ている人には、ある程度の予備知識もあるでしょうが、それでも難しい。

こうして 行った事のある地名や土地の思い出とともに、名前や関係を覚えるのも

ありかなと思います(笑)

 


それにしても、東京でも木挽町、古石場、馬喰町、銀座、春日 等々 江戸時代に所縁のある場所が多いです。

名に歴史あり。

私の本名はどう云ったご先祖が居るのか、気になるところですが
これはあまり知らない方がいいかも知れませんね(笑)

みな様のお名前もきっとどこかの土地に所縁があると思いますよ。