日本サッカー紀行~姫路編~ -5ページ目

『神様の目覚まし』

チャンピオンズリーグの決勝!!!
いやー興奮しました。
つい3ケ月前まで住んでいた街での開催。
マドリッド。

いつかは、決勝戦を生で見てみたいです。


チャンピオンズリーグ決勝前にも、大好きな86年大会のアルゼンチンVSイングランドの試合も放送されていました。
ただ、チャンピオンズリーグ開始1時間前は本当に私も戦っていました。

私の対戦相手は、そう
『睡魔』
です。

1番あいつらが凶暴化するのは、私の中では、たいていハーフタイムです。

さすがに、朝の4時頃はきついですね。

これは、いつもの様に試合を見ながら、睡魔にポゼッションをされていた、まさしく守りの時間帯。
神様の仕業なのでしょうか?

落ちるはずのない天井の照明が、頭の上に落ちてきて、頭をクリティカルヒットしました。

神の声『お前のチャンピオンズリーグ決勝を見たいという気持ちはその程度のものなのか?』

とも聞こえた気がします。

『いたー!』
と飛び起きましたが、その声は家じゅうにこだました為、親父も起きてきました。

さすが神の仕業です。

その後は、文字通り頭を冷やしながら観戦しました。

ただ、流血しながらチャンピオンズリーグを見た人は、そういないはずです。笑!

『はたらくくるま』

最近、甥っ子がはまっているDVDです。
朝時間のある時は、一緒に見ます。と言うより、朝起されて半強制的に見せられています。
『僕なー、DVDのなー。見方わからへんねん。だからなー。一緒にみんねん。』

っていう具合です。

歌、はたらくくるまより、

『こわれたくるまを うごかす レッカーしゃ』レッカーしゃ

私の中では、
『ちゅうきんとって うごかす レッカーしゃ』レッカーしゃ

ちなみに、この時国に納める寄付は、駐車禁止代にレッカー代にレッカー先の駐車料金も納めないといけません。
やってられません。。。


その後、乗り物ビデオを見ていた時の会話です。

『にいにい、新幹線乗った事ある?』
『あるよ』
『いいなー。じゃーちこうき(飛行機)は?』
『あるよ』
『いいなー。じゃー救急車は?』
『あるよ。』
『いいなー。すごいなー。じゃーパトカーは?』

『……』

この会話を聞いていた家族は大爆笑でした。

『¥15,000』

あれば、いろいろできます。

服を買ったり、おいしいものを食べに行ったり、小旅行に行ったり、その他いろいろ。
(前にもこんな記事を書いたような気が・・・)


先日、車で移動中に後ろからナンパされました。

カッコいい電飾をピカピカさせた、白いバイクに乗った人に。

『兄ちゃん、ええスピード出してるやん。ちょっとこの書類に名前書いて、ハンコ押してか。』


と言う事で、私のお金の使い道は、お国の為に寄付させて頂きます。

『GWが終わりました』

と言っても、休みがあるわけでもありません。
毎日サッカーに携わっていられると言うのは、嬉しい限りですが、2年ぶりに会う兄家族達と一緒に、ボーリングに行ってきました。

ボーリングに行くのは3年ぶりでした。

こんなに下手になっているとは・・・

そこでの出来事。

私の甥っ子の1人は、誰の物でも勝手に食べ、飲むので少し注意した所。

私『○○勝手に人の物食べたらダメでしょ。食べる時は何って言うの?』
○○『ごめんなさい、にいにい。食べる時はね、知ってるよ。いただきますって言うの!』

(笑)

あまりにも可愛かったので、許しちゃいました。。。

自由奔放なのはいい事だと思ってますが(私に似たのでしょうか?)、しつけと言うのは、難しいですね。

『関東に行きました。』

所属クラブに無理を聞いて貰い、先日2日間ほど関東に行っていました。

関西から関東まで3時間あれば着くんですね。
新幹線はやっぱり凄い。

ただ、関東である場所からある場所まで移動するのに3時間かかってしまいました。。。
関東は、思っていたよりも広いですね。(昔住んでいたのですが…)

バタバタの2日間でしたが、いろいろな人に会えて、たくさんの収穫がありました。

『復帰しました。』

今年の春から、兵庫県の姫路市にある姫路獨協大学のサッカー部にお世話になる事になりました。
現在兵庫県2部リーグに所属している、「獨協蹴鞠団」の監督と、今年から創設された女子部のコーチをさせて頂くことになりました。

もう日本サッカー界に復帰して既に1ヶ月が経ちます。
おかげで、言葉は完全に関西弁になっています。

ただたまに指導して居る時は、日本語が出てこず、強引にスペイン語で進める時もあります。笑
選手たちも、もう大人なので空気を察し『オッケー』と言いながら、練習してくれます。笑

実際、スペインに居た時は、嬉しい事に数チームからオファーを頂きましたが、
私は、私の事を一番理解してくれている人たちの元で復帰したいと考えていました。

私にとって、プロコーチとして生活できる給料は必要です。
ただ、一番必要な事はお金よりも信頼できる仲間です。
それも、スペインで学べた気がします。

すでに、リーグ戦も開幕し、初戦を6-2で勝利できました。
今年1年、彼ら・彼女達と一緒にどこまで成長できるか楽しみです。

『突然ですが』

現在私は、日本のあるチームに居ます。

自分がスペインで経験して来た事を、存分に活かせると判断してのシーズン途中の移籍となりました。

私の最終節は、第21節です。
その前に選手・スタッフ・会長が、夕食会を開いてくれました。
『Takaに勝利をプレゼントするよ』
と誓ってくれた選手たちは、ゴール後に私の元に寄って来てくれました。

感謝の気持ちと、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

その気持ちを忘れない為に、翌日スペインを発ちました。

チーム移籍の関係で、イタリア・モロッコに行って居た為、スペイン生活終盤は練習に参加出来ない日もありましたが、
チーム関係者全員、最後まで私にあたたかくしてくれました。

最後選手に向けて私が言ったこと
『毎回、こういう素晴らしい試合ができるなら、私は毎回お別れを言いに来るよ』
です。
しんみりするのは、苦手だからです。

スペインでの約4年間の生活は、本当に素晴らしいものとなりました。

1言で言うと、ありがとうです。

1年目は、何もかも0からのスタートだったため、必死にスペイン語を勉強しました。最後は、大人のチームの監督も出来ました。
2年目は、そのスペイン語をある程度指導に活かせる事ができ、また素晴らしい選手たちと出会う事ができ、監督としてリーグ優勝する事ができました。
3年目は、移籍の関係でうまく事が進まず浪人した為、放浪の旅と称し、巡礼の旅に出かけました。
4年目は、マドリッドに引っ越し、また0からのスタートをしました。
人生で初めて、クラブをクビになりました。
ただ、そのおかげで最後は素晴らしいクラブと出会える事ができました。

この4年間、自分は本当に幸せ者だと思いました。
たくさんの人と出会える事ができ、いろいろな経験をさせて貰い、いろいろな話を聞かせて貰いました。
そして、いっぱい笑わせて貰いました。

今なら、悔しかった事もすべて笑い話にできる程、成長できたかなと思います。

日本での私の目標は、
『タイミング良く、出る杭になる。』

出る杭は打たれると言いますが、タイミングと自分の信念を持って、良い出る杭になれればと思っています。

スペインで出会った友人達、応援して下さった方たち、本当にありがとうございました。
また、いづれどこかで会いましょう!!!


2010年3月10日
藤原 孝雄

『第21節 VS Aravaca』

今日は、雪が降る中での第21節。

相手の攻撃はロングボール主体。
ただ怪我人、累積でセンターバックの2人が欠場。
今回は、この1週間の即席のDFラインでした。

前半の30分までは、押し込まれる場面が多い中、PKを獲得し先制。
その後追加点を入れるも、終了間際にPKを取られ1点差。

ロッカールームでは、ミステルの檄が飛び交いました。
後半は、落ち着いてボールをまわす事ができ、結果4-1での勝利。

欠場者が多い中での勝利。
この勝ち点3は、またまた大きかったです。
とりあえず、首位キープです。

試合終了後、アトレティコのカマーチョが、ユースの時に一緒にプレーしていた私達のチームメイトに
会いにロッカールームに来ました。
彼は、ミステルがアトレティコユースで指導していた時の選手の1人で、たまにひょっこっと表れます。

現在、アスンソウとティアーゴにポジションを奪われていますが、頑張って欲しいですね。

結果です。

『夕食会にて』

今日、私達のチームのメンバーがチームを去る事が発表され、彼の為に夕食会が開かれました。
シーズン途中なだけに、彼の心境は複雑だったみたいです。
次の試合が彼の最終戦になります。

彼は、ここ1ヶ月よく監督と相談していました。
いろいろ迷っていたんでしょう。
でも最終的には彼自身が決めた道ですから、新天地でも頑張って欲しいですね。

別れと言うのは寂しいですが、今日の夕食会は本当に素晴らしかったです。

『第20節 VS Torrelodones』

早朝、遅刻してきたミステルですが、新しいパターンが。
電話をしながら車に乗ってきました。
クラブの事情の事なので、内容は載せれませんが、その事について少し怒っていました。
フィジコと2人でバックミラー越しに目を合わせながら、少し笑っていました。
まだまだ進化中のミステルです。

そんな私達を乗せた車が着いた先は、Torrelodones。
Las Rozasから5Kmぐらい離れた場所なので、言わばライバルチームで、非常に盛り上がりました。
案の定、グランドは水をまかれず、
(ロングボール主体のチームだと、DFの裏にボールを蹴り、人工芝なので、ボールが止まり易く、そこから得点する場面があります。)
自分達のサッカーが思うように出来ませんでした。
そして、先制点を与え、苦しい局面でしたが、ゴールはスローインからのセットプレー。

これ結構練習しました。

その後、何故か相手が前線からプレッシャーに来たので、相手の得意とするロングボールを裏に飛び出したFWが決めて
1-2と逆転。
3分間の出来事でした。

ただロスタイムが殆ど無いはずなのに、後半は5分も取られ(前半は怪我人が出た関係で7分)、
その時間帯に私達のDFが退場になり(ファールには見えなかったのですが・・・)
荒れました。
レフェリーは自分に酔うタイプのレフェリーで、こういうレフェリーは私は一番相性が悪いです。

ただ、今回の勝ち点3は非常に大きかったです。

順意表です。

その後は、アトレティコVSバルサの試合を観戦できました。

ありがとう、アトレティコ。
本当に良い試合でした。
このご恩は、いつかきっと。