「犬の歯の話②〜犬歯の形態と機能〜」 | そらのしっぽ〜my adorable doggies〜

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杉並区西荻窪にて「 犬の歯磨きと無麻酔クリーニング」また「オーナー&ドックトレーニング」をメインに、我が家の4ワンズとの日々徒然、犬と共に楽しむ!を発信しています。

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「犬の歯の話②〜犬歯の形態と機能〜」 1枚目は右横から見た上下犬歯の噛み合わせ位置。 2枚目はお口を開いた状態の犬歯。 3枚目は上犬歯の拡大と手前の前歯の比較(パッと見るとそっくりで大きさの違い?) 4枚目は下犬歯の拡大。 5枚目6枚目は斜め正面から犬歯と手前の前歯を比較。 犬歯の形は見て直ぐに誰でもが犬歯とわかる独特の形で、ひときわお口の中でも大きく、先に向けて鋭く尖り返しのない槍状の長い形ですね。 正に牙(キバ)となりますが、人の場合は前歯と犬歯の役割は物を掴んだり麺や煎餅など大きな物を噛み砕いたり噛み切ったりと同じ役割に対して、犬の犬歯は獲物を捕らえとどめを刺したり、攻撃や喧嘩の時に使われる、深く刺してとどめを刺し引きちぎるという大きな役目がある。 模型だとわかりやすいのですが、歯に比例してねも太く長く、神経も太いのが犬歯。以前さらが抜歯の際に立ち合い見学をした際に、院長から見せてもらったのが、野生の虎の犬歯の標本。野生ではこの犬歯が折れる事は生死に直結する事、その理由を含めてみながら説明して頂いた貴重な経験です。 5.6枚目を見るといかに太くて長い歯かわかりますね。 この外観からも分かる様に、歯周病や破折などで抜歯となった際に、いかに抜糸が大変かが想像つきますね。また犬の歯は前後方向に平べったい楕円形なので、人の抜歯の様に局所麻酔で機具を使ってメリメリメリ、えいやっ!スポン!!と綺麗に葉歯牙の形を残したまま綺麗に抜けるというわけにはいきませんね。 また顎の厚みも決して人ほど厚いわけでもなく、ひどい歯周病になってれば、部分的に爪楊枝ほどの厚さになってたり、ちょっとした力で顎が骨折なんて事もあるのです。でさから抜歯となれば麻酔下で熟練した??獣医が慎重に抜歯にあたります。 ここでいつも不思議に思うのが、人では医科と歯科が大学でも分かれてるのに対して、未だに獣医学部はあっても獣医歯学部はないってとこ。 なので最近は動物歯科専門医もありますが、どこでどう学び経験されたかにより、大きく考え方や見方も変わりますね。 話がそれましたが、横から見ると上犬歯の手前の前歯と犬歯って形が似てる様に見えますが、斜め前から見ると一目瞭然で中心から数えて3番目の前歯は少し横を向いてて、ちょうど歯列のカーブに当たるところで、横には小さな手が出て前歯の形をしたますね。またカーブのきついところに位置するので、磨き残しが出やすい歯ですね。 長くなりましたので、次へ続きます。 引き続きアップお待ち下さいまし☆ ・ 歯科衛生士、K9ハイジニスト®︎( 犬の歯科衛生士として活動するにあたり登録した名称 )として考察や解説をしております。 日々徒然、犬アカウント @sola_no_shippo そらのしっぽ盆栽部門 @mamebon_solanoshippo も更新中 #そらのしっぽ#ドーベルマン#ミックス犬#多頭飼い#ドッグトレーナー#歯科衛生士#K9ハイジニスト#犬のデンタルケア#犬のオーラルケア#犬の歯磨き#無麻酔歯石除去#杉並区#西荻窪#犬と過ごす時間#営業中#そらのしっぽデンタルケア#そらのしっぽドッグデンタルケア#そらのしっぽ犬の歯磨き#そらのしっぽ無麻酔歯石除去#歯の形態と機能#犬歯

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