合計 339446149円
決算の続き
商船三井
自動車輸送が堅調であることなどから上方修正、通期予想EPSを492から581に、配当もそれに伴い150から175円となった。
第一Q時点では売上高はほぼ前年並、営業利益も前年比でマイナス一桁%で済んでいることを考えるとかなり健闘しているように思える。
連結業績予想では営業利益面でも3割減予想のため、油断はできないがこのまま推移してくれれば今後もそれなりに期待はできそうだ。
反面、経常利益面では予想通りのONEからの持分法による投資利益の減少や、昨年でていた為替差益が差損となったりして厳しい結果となった。
船舶を増やすために長期借入金を5000億増やし攻めの姿勢をとったことによる支払利息の増加もそれなりに響いている。
ビジネス環境も不透明さが強くなっている中でかなり攻めの姿勢をとっているため、今後も注意が必要。
日本郵船
通期予想の中間時点までは上方修正するも、通期は保守的に修正はなし。こちらは商船三井と違いおおむね予想通りのペースといった内容になった。
米中の貿易摩擦の影響が大きく響いたようで定期船の収益が激減したことから営業利益が昨年比4割減と大きく下がってはいるものの経常利益では5割減とほぼ商船三井と同じ水準である。
財務面では1000億ほど借入を増やして流動資産のその他が増えていることから何かやっているらしいことが窺える程度の変化があった。
川崎汽船
こちらも通期予想で上方修正、通期予想EPSは158から181となった。とはいえ、全体的にはやはり厳しいようで昨年比での減益幅は一番大きい。
とはいえ、川崎汽船は上記の2社と比べて比較的財務が手堅いことから積極還元の姿勢を崩していないことはありがたい。
前年比で大きく経常利益が下がってしまったのは商船三井と同じでONEからの収益減少と為替による差損の影響が一番小さい川崎汽船には大きく響いたという印象を受けた。
3社とも基本的に昨年比での利益減少要因はこの2点によるところが大きいので、今後も関税問題とそれに伴うサプライチェーンの再構築や変化は気を付けてみていく必要がありそう。
ニッタ
利益面は少し減益となっているものの売上高は変わらずで非常に手堅い結果となった。
通期予想もほぼ前年並みとなっていたため評価が高まるということはなかったようだが、財務面は相変わらず完璧でPBRも0.72と少し割安感もある水準だ。
個人的にニッタはビジネスを幅広くかつ慎重に進めている様子があることを評価している。
投資有価証券の科目が膨らんでおり、持分法による投資利益もそれなりの利益率を出せていることからお金を無駄にため込んだりする姿勢をとっていないし、やたらに変なビジネスにチャレンジしているような感じも今のところない。
全てがうまくいくというわけでもないだろうが、しっかりとした地盤を築きそれを基にコツコツ大きくなろうとしているように思える。
太陽化学
通期予想の修正までは流石にいかないが、売上高から当期利益まで全面的に前年比+ペースで素晴らしい結果となった。
財務面はほぼ変化なしで、ビジネスと財務の両面において文句なし。
加えていうなら、現時点での予想PERは8.7、利回り4%、PBR0.7、自己資本は8割と今のマーケットの水準を考えると名証とはいえ未だに割安感が残っているのは希少だと思う。
相場の動き次第だが後々買い増しできる機会があるといいかも。




