合計 297839114円
前回書いた商船三井の決算は予想通り大幅な上方修正と増配という完璧な形でスタートとなった。
第一Qの期間はそれほど市場の変動要因はなかったと思うのでいまのところ無難な決算が多い印象だが、第二Qでは恐らく円高等の影響が業績に出てくるのではないかと考えているのであまり喜べない。引き続き市場環境をチェックしていく。
商船三井
昨年から海運のボーナスタイムが終わり数字が落ち込み始めて不安視されていたが海運市況の好調と想定水準以上の円安により大幅上方修正と増配を発表。
売上高から純利益まで前年比+でEPSは295円を稼いでおり、180円の予定だった配当は280円に大幅増配されたものの第一Q時点でその額を超えてきているのは素晴らしい。
通期予想は593円から924円となっていて予想PERも5.2と非常に低いものの、最近の為替レートは円高になりつつあるため保守的にEPS800円超えくらいの期待に留めておいた方がいいような気がする。
バッファロー
こちらもよいペース。全てにおいて前年比+で良いスタートを切れているし、財務面での変化も特段なく言うことなし。
この調子を維持してほしい。
モリ工業
想定よりも減益ペースは今のところ軽微ではある。
財務面にも問題はないが、まだ第一Qなので事業環境の変化の影響がこれから出てこないかには注意する必要があるだろう。
今の株価では昨年の収益水準でもPER10程度なので上を目指すのが難しいというのはあるが、かといって財務がいいので売る必要も殆どないので環境の変化待ち。
名古屋電気工業
売上高が2年連続で減っているのは気になるが利益面は改善されている。
受注に落ち込みはあるものの老朽化したインフラ関連の公共事業自体は道路に限らず水道等色々騒がれているためそれなりには仕事がありそうな気もする。
いずれにせよ下期偏重型の企業なので現時点ではあまりあてにならないが今のところ想定の範囲内に収まっていると思うので引き続き頑張ってほしい。