合計 291546364円
日経が急落し、しっかりと4万円を割れてきた。
日本市場だけではなく金融市場全般において少し様子が変わり始めてきたので、環境が変化するようならそれに適応できるようにしなければならない。
為替は若干円高傾向になってきており、原油価格も80ドルより少し下あたりを付けることが多くなってきているのでインフレの反転、不景気突入のリスクが高まっていると思う。
今まではエネルギーの高騰等のコストプッシュインフレと日米金利差による円の減価が戦略の前提になっていたし、システムの銘柄選定基準は数字ありきではあったものの、実際それが有利に働く海外売上比率が高いような企業が大きく上方修正することで大きな恩恵が受けられた。
しかし、それに伴い変化した収益水準に合わせた株価の上昇も起こったため環境悪化が強くなるようなら適正株価の見直しも必要になるだろう。
ただ、外需が弱くなるとはいえ逆に内需が強くなるのか?というとそうは思えないので現状では円高が既存戦略に無視できない影響を与える水準まで進むのであれば海外投資の方を積極的に行う方がよさそうだと考えている。
トレードはNISA枠にいた川岸工業を売却。決算はよかったがあの企業の収益水準や財務構造を考えるとこれ以上の上振れには時間がかかると思っていたところ好決算濃厚な海運関連が下がっていたので商船三井に乗り換え。
日本郵船と川崎汽船は既に上方修正を出しており、商船三井もそれと同程度に業績が上がる可能性が高い。
株価はチャートを見る限り高い水準にも見えるがそれ以上に稼いでいるので実態に対して高いという印象はない、実際あれだけあがっていても各社のPBRは未だに1倍を切っている。
だが海運ビジネスは大きく重要性が高い上に日本の海運大手三社は世界でも戦っていけるだけの規模があるのでコロナ特需以前の稼げない海運時代は手が出せなかったが今は大きく財務も回復し、稼げる環境になったいまでは非常に魅力的に見える。
まだ第一Qの時点なので業績や株主還元面での過度な期待は禁物ではあるが流動性もあるし悪くはなさそうなので安くなったら拾っていくのもよさそうだ。
ここから決算
DMS
コロナ関連の特需が終了し大幅減益だがこれは前回の本決算発表時の来期予想通りなので特段の問題は感じていない。
DMSの収益水準は現状の株価を考えればいいとは言えないが、財務が非常に強い割には割安という部分に期待しているところが大きいので株主還元強化の姿勢を打ち出してくれているうちは配当分より稼いでくれるだけでもそれほど悪くないと思っている。
とはいえ光ビジネスのように配当分も稼げなさそうみたいになられるとちょっと困るので取りあえず注意して様子を見てみようと思う。
三晃金属
ここの第一Qだけは大体利益がろくにでないのでわかりにくいが昨年より売上高や利益面は改善できているので恐らくよさそう。
財務も流動資産の減少分と同等程度に流動負債も減っているくらいで借金を返した程度の変化しかなかった。
若干良いのかも?程度の印象。