決算の続き。
バッファロー
第二Qとほぼ変わらず売上高は前年並みで利益は1割減といったところ。
配当が50円のところEPSは105円稼げているので今年も既に十分稼げてはいる。
残りの期間でどれだけ伸ばせるかに期待だが現状では通期予想よりペースが悪いので通期予想の170円は難しそう。130~140円くらいのPER10前後で落ち着くのではないかと思う。
財務は相変わらず自己資本71%、総負債をカバーできる現預金、2倍の流動資産と手堅い。
還元できる余地もあるが、利益はともかく売上高はここ5年伸ばせているのでビジネスの拡大余地があるようならそちらに回してもらった方がいいかも。
イエローハット
こちらも第二Qに引き続き順調、ほぼ前年並みのペースで稼げている。
現預金が乏しいが今期も増配してくれてありがたい。
財務は自己資本はほぼ8割なので凄く健全なように見えるが、ビジネスに全振りしているような財務構造でとにかく現金が少ない。
毎日現金が入ってくる小売りでビジネスも凄く安定しているからそれほど気にしなくていいとは思うが、ビジネスが回らなくなると財務が危機に陥るリスクが一応はありそうということだけは気にしておく。
売上高もここ3年くらいは伸び悩んでいるので、少し落ち着いてくれてもいいんじゃよ?という気もしないでもない。
丸藤シートパイル
第二Qより前年比ペースでは失速したがそれでも十分好調。
株価も右肩上がりだが第3Q時点のEPSは294円なのでPER10は無事達成、配当は90円なので楽勝だが現金は少ないのでこちらも積極還元は厳しい。
利回りも3%程度なので決して高いわけではないところまで来てしまったが、ビジネスは好調なので売るほどではまだないと思う。
ただ、財務の構造的に今後1,2年で強い株主還元をすることがこの企業にとっていいかといわれると疑問符がつくので、値段が高くなりすぎたり、他の投資先で優れたものがあれば売却を考えたほうがいいかもしれない水準に近づいてはいると思う。
J-power
中間の時に出した下方修正通りのペースで進捗。
EPSは308円で配当は90円と余裕があり、利回りも3.6と悪くない水準を維持している。
株価は少し上昇したがPERは6.7,PBRは0.39と低く、J-powerの持つ発電設備がしっかりと利益を生み出していることやビジネスの参入障壁を考えると非常に安い評価はまだ続いていると思う。
財務がいいというわけではないが、今の収益レベルを維持できるならそれでも2,3年ほどの時間があればそれなりに稼ぎは期待できそう。