遠藤雅大 エンマサ サッカー人語 -9ページ目

ブラジル戦

親善ゲームとはいえ、明日のブラジルとの国際ゲームは楽しみだ!
EURO予選のBIH対BELのゲームを視ながらブログを書いているが、やはりクラブのサッカーと代表チームのサッカーは違うね。
前回のジャマイカ戦は相手がどうのこうのより、少しづつアギーレ監督の色が出て来ていた。
今まで、レギュラーと日本国民全体が漠然と思っていた選手をも、役割を果たさなければゲームには出れないという事が伝わってくるチームづくり。
ブラジル監督のドゥンガ氏は、ジュビロ時代からも強烈なインパクトばかりが注目を浴びるが、意外と冷静だし理論派だ。
サッカーは常に、マイボールの時、相手ボールの時があり、一人の選手がボールを保持している時間は短い。従って、ボールを持たない攻守の動き方が大切になる。
そして、ゾーン・エリアごとにおいてもそのプレーは、動き方から優先順位も変わるし、やってはいけない事・やらなければいけない事がある。
また、何のためにプレーするのかの理解と教育は、年代によっても違うが共通する事もあり重要だ。守備文化の歴史の強い、南米同士の指揮官の戦い。
勝敗以上に、オフト監督の日本代表以来、日本が忘れていたものをアギーレ氏からは感じるだけに注目だ!!!

駒沢基本クラス(インドアサッカー塾)

ESA基本クラスのメンバーも上達してきたね!
小学1年生から中学生までが参加可能なクラス。
駒沢体育館の中で、春・秋・冬の3期に分けて、火曜日に行なわれている。
昨日10月7日(16:00~20:00)も行なわれたが、少年達に1対1の攻守、2対1の攻守の基本を具体的に指導するクラス。
攻撃とはどんな事なのか! ボールを奪うとは!ゴールを守るとはどんな守備技術なのかなどなど。サッカーにおいてもやらなければいけない事は多い。
ただ、基本クラスのメンバーも実戦クラスとはトレーニング回数も少なく、ゲームもないクラスではあるが、みんな理解し始めてきているね!!!
ここで、基本クラスの少年(小1~中3まで)や、親御さんに伝えたい事がある。
それは、結果をすぐに求めず将来のために何を学ぶか、時間をかけるべきであるということだ。
そして、トレーニング・ゲームを通じて成功と失敗の経験の場を多く踏む事こそが、サッカーの技術向上だけでなく、肉体と精神をつくるという考え方だ。
何も持っていない少年達が、この年代でなんのためにゲームをするのか! それはゲームの勝敗のためではないという事を理解して頂きたい。何故ならば勝負するための戦術技術も学ばず、武器もない少年にそれは無理な話だからだ。日本の少年達は、あまりにも早期に優劣をつけられてしまい過ぎで、肉体どころかそれでは精神も育たない。
また、どれだけ少年期に有能と言われてきた子供達が早期の結果主義だけで、高校(ユース)年代以降、サッカーから離れているのか考えて頂きたい。
これは、まさしく日本サッカー病の一つだと思う。

もっと日本サッカー界において、習慣や文化を考慮した育成システム、指導環境を考えるべきであると強く訴えたい。


チェルシーは強かった!

アーセナルは怪我人が多く、チェルシー以上にベスト布陣、コンディションとは言えない状態であったにせよ、負けるべくして負けた。明らかにチーム力の差を感じたゲームであった。
解説の中でも話したが、選手一人一人の役割が明確であり、チーム全体のやるべき規律があるチェルシーに対し、アーセナルは選手任せのサッカーであり、役割もはっきり見えなかった。
近年、アーセナルはチェルシーに勝てていない中、ベンゲル監督には何の策も感じられなかったのが残念だった。力のあるチームはシーズン(カップ戦でなくリーグ戦)通じて評価の対象になるわけだが、チーム作りの段階でレベルが違うように思う。
チェルシーは強かった。
明らかに大きな違いの一つは、指揮官力だ!!!

FOOT出演

今月の17日、久しぶりに倉敷さんMCの金曜FOOTに出演させて頂きます。
 
           皆さん、是非観て下さい!

テーマは、どのカテゴリーでも起こっている守備技術の典型的な例。
これだけ、攻撃力が上がってきている中、何故、守備技術の話を誰もしないのであろうか!!!
私の考えは、ボールを持たない守備者が、主導権を握るという事が大前提であります。
従って、攻撃においてもボールを持たないプレーが大切であると考えています。

お楽しみに。

週末のビックゲーム

チェルシー対アーセナル戦。
この好カードで何を視るかは、まさしく面白さだ!!!
サッカーに限らず、どんな組織にも必ず個人の役割がある。
役割とは個人の持つ得意分野そのものだが、まずは組織が機能していく上でチームの一人一人が、その局面・局面において、やらなければいけない事と、やってはいけない事をどれだけ忠実に質よく汗をかけるかは重要だ。その上で、個人の持つ役割を如何にグループや、組織として発揮していくか、させることが出来るかは選手と監督の力そのもの。
ただ、そこにはホームかアウェーか、どんな選手を持っていて好調なのか、相手は役割は似ていてもどんな特徴を持ち好調なのかなどなど、分析要素はあげればキリがない。
このゲーム、私は二つのテーマを持って視てみたい。
一つは、中盤のプレッシャー。
二つ目は、9番の活かし方と、9番への守り方。

さて、皆さんは???