遠藤雅大 エンマサ サッカー人語 -8ページ目

ラジオ日本出演

昨日、ラジオ日本(毎週月曜日18:30からの30分番組)、柏英機のG PLUS SPORTSに出演させて頂きました。アシスタントの竹山まゆみさんと3人で、日本代表や、ESAの活動などに関してお話しさせて頂きました。あっという間の30分間でしたが、とても楽しく、良い経験をさせて頂きました。改めまして、お礼申し上げます。
さて、いよいよ今夜は、vsオーストラリア戦です。
アジア杯は、日本代表チームにとって2連覇がかかる大会であり、2018年のロシアW杯の前年度に行なわれるコンフェデレーションズ杯出場権もかかる、4年後のロシアW杯に向けても重要な国際経験の舞台です。先日のホンジュラス戦は、ベテランを戻し6得点と親善ゲームとはいえ大勝しました。徐々にチームに若い力を融合させていき、ハングリーな選手達に何を教え込み、日本に今こそ必要と考えるサッカーとは何なのかを取り戻して欲しいと期待します。
その意味でも、2015年1月からのアジア杯(オーストラリア開催)は世代交代という上でも、アギーレ監督の采配は重要になりますし、期待が大きいと感じます。
特に、柴崎選手、田口選手、豊田選手、太田選手、塩谷選手、ドイツの清武選手などなど、期待したい選手が多いだけに、国際ゲームで使える選手で今後の日本代表の中心となりうる選手は何番の誰なのか、楽しみだ。

まずは、今夜のvsオーストラリアだ!!!



キリンカップがはじまる・・・

14日のホンジュラス戦、18日のオーストラリア戦と2試合が組まれている。
また、2015年1月12日からアジア杯1次リーグD組予選(パレスティナ、イラク、ヨルダン戦)も始まるだけに良いゲームを期待している。
そんな中、今回のアギーレJAPANは代表に復帰した選手!?も多い。
どんな力が働いたのか、アギーレ監督が本当の意味でチームの軸と考えている選手が誰であり、どんな選手なのか、今後の日本サッカー界にとっても大きな影響力があるだけに注目して視たい。
なぜならば、インターナショナルのサッカーと国内のクラブのサッカーとは違うと私は考えているからだ。若手代表チームがことごとく負けてしまった今、今後のメンバー選考は、育成年代の選手や、多くの指導者にまでも大きな影響を及ぼすだけに、一人の指導者として学びたい。

日本代表若手の敗北から・・・

何を学ぶべきであろうか、皆さんと現実を受け止めサッカー界発展のために議論したい。
世間では若手日本代表の事など話題にもならない日本サッカー界。
メディアの取り上げ方も寂しい限りで、なぜもっと次の時代の日の丸を背負う可能性の高いと言われている若手選手達にフォーカスしてもらえないのであろうか、私は不思議でならない。
それだけ文化もなく、伝統や伝承が無くなってしまった裏付けとは分かるが、アギーレ監督には、今までのサッカー感や基本は本質とは違うことを是非打ち出して頂きたいと心から期待している。
ボール回しをしているだけで、敵をドリブル・パス・ランニングで抜けない攻撃陣は必要ないとか、ゾーン、エリアを理解した局面の1対1や2対1の守備の本質など・・・
日本のスポーツ環境を考えれば、ハングリーな選手強化は難しいが、そんな中でも出来る限りのベストを尽くすべきであり、少年サッカーの強化から見直していかなければ間に合わないと思う。
どんな事こそが大切で、どのように鍛え経験を積ませていけるか、限りなく難しいテーマではあるが、誰かがやらなければ、坂道を転がり落ちていくだけだ!!!
今だからこそ、本当の意味で日本人の持っている良さを最大限に発揮するときであると思う。

ESA練習会

ESAの練習会が今月と・来月の月曜日に行なわれている。
昨日の月曜日も参加してくれた少年達がいるが、ラインの中と外で、目的に対してやらなければいけない事・やってはいけない事をしっかり学んで、ゲームでは色々な対戦相手に対して挑戦してみてほしい。自分と仲間と組織とが融合するスポーツ、サッカーを将来する上で成功体験と失敗体験をこの年代で多く積み、自分の得意なプレーを一つ持ってユース年代へ進んでもらいたい。
そして18歳までに【ゲームで次の局面の画をかける選手】になって欲しい。
そのためにも毎回言うけれど、ESAではボールを持ったプレー以上に、ボールを持たない攻守の動き方に重きをおいているサッカー倶楽部です。
そして、OBが気楽にトレーニング参加したり、出入り出来る倶楽部文化です。
既に、ESAから巣立って行った多くの高校生が気楽に倶楽部に顔を出してくれる日常。
いつの日か、彼等が日の丸を背負って戦っている姿を見てみたい。
それは私の小さな慶びですが・・・


守備文化とは・・・

日本代表のブラジル戦でも視られたが、守備文化の無さが示した結果と言えるであろう。
アギーレ氏に早期に求めるのは難しい。
ただ、Jリーグや育成からも現在はポジショニングなど議論もされない時代。
セルジオ越後氏の言うように4年という早期に結果を求めるのであれば、外国人を帰化させればいい。まさしく、その通りかもしれない。
W杯優勝国ドイツでさえも約15年、根本(人事)から変えたそうだ。
サッカー先進国が数十年かかる所、どんなに勤勉と言われる日本人でも4年で結果を出せというのは、色んな意味で無理であろう。そして、この考えの裏には、サッカー界の先輩方が積み重ねてこられた攻守の文化が無くなってしまった事を意味しているように思えてならない。