VdF ボヤウ・ルージュ [2014] / ル・クロ・デ・フォリー | 直感ワイン!! 

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VdF boyau rouge 2014
ボヤウ・ルージュ

 

 

 

 

とりあえず、「手」をモチーフにした
ラベルのワインを3つ並べてみました。

 

ラベルに「手」が描かれているワインは
世界中に多くあり、
その数、おそらく50は下らない
でしょう。

 

ちなみに今回は「グー」が二つで
「パー」が一つですが、
実は「チョキ」もあります。

私が知っている「チョキ」のワインは、
お手軽な価格かつそこそこの量
日本に入っているので
そのうち購入して記事にしようかと
思います。

 

 

boyau1


さて、こちらのボヤウ・ルージュですが、
2つ前の記事、
フィスト・オブ・ファンシーに引き続き、
「また出血しているラベルかぁ・・・」
と思いきや、

よく見るとこちらは
ブドウをただ握り潰しているだけ
だったりします。

 

 

boyau4

 

造り手のル・クロ・デ・フォリーは、
時々利用する自然派ワインを中心に

扱うショップで、

ロワール ヴァン・ナチュールの

一押し生産者として

採りあげられていました。

 

ロワールはフランスの
メジャーなワイン産地の中でも
早くから、いわゆる自然派ワインへの
取り組みが盛んな地域ですが、
このル・クロ・デ・フォリーは
ロワール ヴァン・ナチュール界の
新世代だそうです。

 

それもあってか、
ネット上に情報が少ない・・・

とにかく、この強烈なインパクトのラベルと、
ショップ一押しの造り手とのことで
購入しましたが、さてそのお味は?

 

 

boyau2

 

色は淡いルビー色で、
多少の濁りが見られる。

 

香りは、新鮮なピーマンにアスパラガス、
それに僅かに青こしょうに天草と、
フレッシュで透明感のある香りに
スパイシーなニュアンスが加わり
複雑。

 

飲み口は軽やかだが
果実の凝縮感、集中力がある。

 

青さのあるフレッシュで鋭い酸が
骨格を成しており、
そこにブラックチェリーやプラムの
僅かな甘みが加わり、
長い余韻に続いていく。

 

 

boyau3

 

全体としては、
カベルネ・フランの
青さや鋭い酸といった特徴が
前面に出ている
ピュアでジューシーな
ミディアムボディといった感じ。

 

今飲んでも美味しくいただけますが、
時間の経過と共にこの鋭い酸に
丸みがでるのであれば
それを待つのも良さそう。

 

 

 

VdF boyau rouge 2014
VdF ボヤウ・ルージュ

品種:
カベルネ・フラン、グロロー

カテゴリ:
赤 / ミディアムボディ

Alc:
13.5%

国地域:
フランス / ロワール

生産者:
ル・クロ・デ・フォリー
(Le Clloss de Folies)

インポーター:
(株)小林商店