自作塗装ブースをさらに改良したい(シロッコファンの内蓋) | 自由に楽しく大雑把にプラモデル

自由に楽しく大雑把にプラモデル

感性の赴くまま楽しくプラモデルを作っています。
大雑把な性格なので、超絶作品は来世で作ることにしています。


以前に自作した塗装ブースをご紹介しました。

自作塗装ブースを紹介したい


また、自作塗装ブースの整流板をプラダンからアクリル板に交換し改良しました。

自作塗装ブースを改良したい(整流板)


今回は自作塗装ブースの動力であるシロッコファン内の内蓋を改良し、掃除の利便性を高めたいと思います。



【段ボール製の内蓋】


塗装ブースの動力であるシロッコファンはブースの天面に取り付けています。



天面は掃除やメンテナンスの利便性を考慮し、持ち上げれば取り外せるようにしています。

内枠とファンの間には隙間があり、この奥まった箇所が汚れると掃除しにくく、また天面を設置した際に中の塗料カスがパラパラと落ちてきます。



そこで、ファンの直径で開口した段ボールを内蓋※にし、内枠の奥が汚れないようにしていました。

※名前が分からないので、とりあえず"内蓋"にしておきます。


また、シロッコファンに付属していた金具にネオジム磁石を固定し、そこにフィルターを貼り付ける金網をくっつけていました。



フィルターを設置すると↑のようになりますが、隙間からミストが吸い込まれてファンと段ボール製の内蓋が汚れていました。

特に段ボール製の内蓋の表面には、塗料カスがダマになって付着しやすく、不意に落ちてきたり、濡れた布巾で拭くと滲んで汚くなります。


そこで、掃除の利便性を高めるために、内蓋とフィルターを貼り付ける金網の設置方法を変更することにしました。



【困った時はアクリル板】
内蓋の素材は以下の理由からアクリル板にします。
・ある程度の厚みがあれば頑丈
・表面がツルツルしているため拭き掃除がしやすい
・頑固な汚れに対してシンナーで拭いても溶けない


アクリル板を内枠の230㍉×230㍉にPカッターで切り出します。



内枠のちょっとした金具が干渉するため、金具の部分だけ1㍉ほどアクリル板を削ります。



現物合わせで擦り合わせながら、パチピタで内枠にはまるように調整します。



サークルカッターでファンの直径140㍉にくり抜きます。



100均の150㍉×150㍉の金網を固定ネジに干渉しないよう、またファンの直径にくり抜いた穴をスッポリと覆うように置いて、取り付け位置を決めます。



接着力の強いエポキシ接着剤で四隅を固定します。



金網とアクリル板の隙間からミストが吸い込まれないようグルーガンで埋めたら完成です。



【いざ、取り付け】

新しい内蓋を取り付けたシロッコファン付きの天面をブースにセットします。

スッキリとした見た目になりました。

見た目はスッキリしても、プラモデルの腕前は変わりません。



フィルター代わりの不織布をセットします。

フィルターの不織布は、物理的に固定せずにファンの吸引力で金網に貼り付けているだけです。

余分な隙間もなく、フィルターが金網と内蓋にピタっと貼り付いています。



【希望的観測】
掃除に手間がかかる設計だと、めんどくさがり屋な僕は段々と掃除することを億劫に感じてしまいます。

その結果..
→汚れたブースで強行塗装
→落ちてきた塗料カスが塗装中のパーツに付着
→テンション激減
→修正する気力を失いウェザリングで誤魔化す
→来世で作り直すキットが一つ追加

という悪循環の連鎖に陥ります(経験済み)。


今回改良した塗装ブースは、アクリル板の内蓋・フィルターを貼り付ける金網ともに隙間をなくしているので、ファン手前の開口した穴以外からミストが吸い込まれることは(ほぼ)ないと思います。

またフィルターを貫通した塗料で内蓋が汚れても、アクリル板なので拭き掃除で簡単にキレイになると思います。

そしてネジを外せば内蓋自体を取り外すことが可能なので、ジャブジャブと水洗いも、金網を歯ブラシでゴシゴシ洗いすることも可能です。


ラクチン掃除を実現したこの塗装ブースで、いつかきっとキレイな作品を世に送り出せるのではないかと思います(希望的観測)。


ここまで読んで頂きありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。