【塗装ブースの整流板をなんとかしたい件】
自作塗装ブースを紹介したい
「ブースのキモである整流板はプラダンにしました。汚れたら安価に交換したかったのです。」などと書きましたが、じつは一度も交換していませんでした。
写真の通り、汚れまくっています。
僕はプラモデルが趣味でありながら、めんどくさがり屋でして、どうせ吹き付けた塗料で汚れる整流板を交換するために、プラダンの寸法を測って切るということが億劫に感じていました。
この整流板をめんどくさがり屋でもキレイに保つことができるようアップデートすることにしました。
【品薄かもしれないアクリル板】
整流板のアップデートというと聞こえはいいですが、実際にはアクリル板に変更するだけです。
普段はホームセンターに沢山置いてあるアクリル板ですが、いつもより数が少なかったです。
コロナ対策のためでしょうか?
世間では接客対応時などで対面する際にアクリル板の"ついたて"を間に挟み、飛沫感染を防止するという対策が講じられています。
もしかしたら誰かが"ついたて"を自作しているのかもしれません。
政府が「冷静な購買活動を取るように」と呼びかけているので、必要な分だけにしましょう。
【アクリル板の加工】
まずはアクリル板をブース内部の寸法に合うようにPカッターで切り出します。
つぎにブースの側面には整流板を固定するための"鉄製の"ネジを取り付けているため、磁石で接続できるようにします。
アクリル板に接着力の強いエポキシ接着剤でネオジム磁石を接着します。
スッキリとした見た目でブースの中が確認できます。
ブースの中が見えたところでプラモデルが上手になるわけではないですが、なんか気持ちいい。
【意外に大事な収納】
透明なアクリル板なので、うっかりその辺に置いていることに気付かずに踏んだりしたらバキっと割れることは間違いありません。
とてもクサいシンナー臭を放つ接着剤・パテを扱う際や、リューターを使用する際はブース内で作業しています。
これで立て掛けている整流板がなにかのはずみで手前に倒れてきて、たまたまそこに置いてあった接着剤を床にブチまけ、激怒した嫁からプラモデル禁止が発令されることもなくなりそうです(似たようなことを経験済み)。
【大活躍のA3用紙】
このA3用紙をスムーズに貼れるようネオジム磁石はネジ&ナットではなくエポキシ接着剤で取り付けました。
A3用紙を貼る手前の面はネジやナットによる出っ張りを避け平面にすることで、スムーズにA3用紙を貼れるようにしたかった。という目論見です。
A3用紙は汚れたら貼り替えるだけ。
安くてラクチン。
この貼り替えのストレスを減らすことで、めんどくさがり屋の僕でも小まめに貼り替えるのではないかと考えました。
A3用紙以外の場所が塗料で汚れても、アクリル板なので薄め液を塗布したテッシュで拭けばすぐに元どおりになるでしょう。
【おわりに】
長文になりましたが、単に整流板をプラダンからアクリル板に交換しただけ。というお話しでした。
市販の塗装ブースの安定性も捨てがたいですが、自作のメリットは(自作することを含めて自己責任になりますが)構造をよく知るだけに自由に拡張や改良が可能な点だと思います。
この自作塗装ブースという作品は、アップデートされ更に愛着が深まりました。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。