浮き沈み、いつか飛べる日はくるのだろうか。 | MK from ASOVOYAGE

MK from ASOVOYAGE

その時その瞬間に感じたことをありのままにそのままに。素直に表現。
遊び場 Viva 楽しむ Vida 
"いざ参ろう あそVibaへ"

活発なあそ坊の日記

 

「あなたはいつもそうなのね」

 

彼女は唐突に12文字の音を空気中に吐いた。

 

その音の振動はもちろん僕にも伝わる。

 

「そうとは?」

 

「あなたはあなた?」

 

「これは何?」

 

「質問を質問でかえすのね。それはあなたの決断?」

 

「答えるためにもっとディテールが必要だよ」

 

「あなたに寄り添う心、それともあなたを支える心、それともあなたの心を掴む秘密計画かしら」

 

「ディテールが必要だよ」

 

「二回目ね、執拗ね」

 

「三回目も出かかっているよ」

 

「うふふ、尚更執拗ね。」

 

「面白いかい?」

 

「単なる暇と時間の空間を埋めているだけかしら」

 

「僕とあなたで?」

 

「そう、私とあなたで」

 

「すべての問に応えてくれてありがとう」

 

「あなたは応えてはくれないのね」

 

「浮いては沈んでを繰り返すボールはいつか宙に飛べるのかな?」

 

「望んでいるの?」

 

「臨んでいる」

 

「うふふ。ありがとう」

 

「ご希望に添えましたか」

 

「ソーソー、ね」