天才は夢を見る
儚くドン底だ
虚無感に心が吸い取られる。
ブラックホールに吸い込まれる
何もない感覚
ただ重く、暗く、辛く、儚い。
生きているかけらを拾えなくなる。
何も見えない。
憂鬱。辛い。
お腹が減る自分が許せなくなく。
苛立つ力もない。
喉が乾燥する。
そこには何もなく、何も生まれず
絶えず重力がのしかかり、黒い渦がもっともっと深く引きずり込んでいく
抵抗する力もない、抵抗する気力もない
ただ嘆き、悲しみ、呪い、哀れな自分を自分でも攻め続ける
壊れたんだ。何かが
安心したい、もう動きたくもない
休憩する力を集めるために休憩したい
もうここまできたんだ。もういいじゃないか。
この苦しむと付き合っていくのにも疲れたんだ。もういいじゃないか。
十二分によくやった。せめて自分だけが自分を許してあげたい。讃えてあげたい。
そうじゃなきゃ、やるせないだろう。
もういいよ。目を瞑りなさい。ゆっくり休んでね。よくやった。