心の中で正解を叫んだ。
その声は広い心の中を何回も何回もバウンドし
内側から外側へ振動を伝える
スピードは落ちるどころか、
速くなっていく。
バネの反動で加速し、加速し
振動は刺激に変わり
刺激は痛みに変わり
痛みは傷みに変わり
傷みは妬みに変わり
妬みは怒りに変わり
心の中は真っ赤で真っ黒
正解と信じた
しかし、それを表に出さなかった結果
また新しい犠牲者が生まれた
口を閉ざしたのは何故か
本音を話せなかったのは何故か
何に怯え、何に戸惑い、何を気にして、何を求める?
案じるな、君は生まれてきたとき同様、孤独だ。
孤独を愛せ、蠱毒を飼いならせ。
殺すな生かせ
奪うな与えろ