繰り返す今日もまた新たな1日
心なしか疼く胸を抑えて
紛れもなく弾む心を慣らして
パラドックスな世界を煙に巻いて
一寸先が暗闇だろうと構わず進む
曖昧な言葉はニヒルな笑いで受け流して
毒牙むけてる蛇の威嚇を丸ごと愛す
宙にぶら下がるピエロに一言
決してタネは明かさないで
謎につつまれた不思議な感覚
手先に触れる未知なる触覚
路地裏隠れる鼠に目をやる
餌に目が無い猫がさえぎる
足取り軽く水を跳ねる
ごく日常のあいまいさ
目隠ししながらあんよは上手
手のなる方へ呼ばれるがまま
恐れを知らず堂々と進む
背徳感背負って笑顔ではまる
仕掛けられてるおいしい罠
孤独を愛した男の末路
甘い匂いで証拠付けられた嘘
閃いて魅せた蝶の彫刻
固められて気付いた自由の羽
肩で風切り踏み出し止まらず
額縁に収まる人生続ける