月明かりがきれいな夜に | MK from ASOVOYAGE

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その時その瞬間に感じたことをありのままにそのままに。素直に表現。
遊び場 Viva 楽しむ Vida 
"いざ参ろう あそVibaへ"

活発なあそ坊の日記

根強くそびえ立つたくましい雑草
どこからか運ばれてきた花粉がその生命を謳歌している
日中強い日差しに照らされ日焼けしているコンクリート
涼しさと静けさに感化され毎晩歌い、踊り出す昆虫劇団
心地よく吹き抜ける切ない香りを運ぶ風

すべてがこのきれいな月をさらに際立たせる

自分の五感が少しずつ、確実に研ぎ澄まされていく。

目を瞑り
耳で歌に酔いしれ
鼻から深く息を吸い
口から愛おしさを乗せて吐き出す
手で温かい空気を送り出す

生きている

ゆっくり
ゆっくり
いつまでもここにいたい
いつまでもこうしていたい

気づくと頬が濡れている

悲しい
切ない
なぜ悲しいのだろう
なぜ切ないのだろう
なぜ泣いているのだろう

心が急に苦しくなってくる
いたたまれなくなる

眩暈で倒れそうになる自分
冷静に状況を分析している自分

どちらも自分であって
どちらも自分ではない



不思議な感覚



あー月がきれいだ。本当に美しい

素直にそう受け取れること
素直にそう感じられること

それがいかに幸せなことなのか

それだけでいい

それができない

ここにずっとある
ここにずっと残る

これからの人生で

もう素直に月がきれいだと思えないのどろうか

何がこんなにも心を焦らせるのどろうか

こころの躍動とは関係なく
なんてここはゆっくりしているのだろうか

すべてがやさしく流れている

自分もいつかその一部となるのだろう

それは遠い遠い未来の事かもしれないし
明日くる未来の事かもしれない

まだだめなんだろう
まだだめなんだ

月を眺める
暗がりのなかに同等と存在する
確かにそこにいるのだろう
理屈もなにも難しいことは分からないが
そこに佇んでいる

あー
なんて美しいんだ
なんて切ないんだ

歩いている
目を閉じて歩く
目を開けると、一瞬で進んできたような感覚になる
この瞬間移動ができたような感覚が好きでまた目をつむって歩く

これといったものがあるわけではない
このままでもいいと思っているわけでもない

月の光を体全体で浴びれば何か力が得られるだろうか
ふと、そんな事を考えてみる

顎を少しあげ、目を開き、月を見つめ、
歩くのをやめ、手を広げ、大の字になる

すべてを受け止めてやる

今届いている月光
これから届く月光

愛おしい人にふれるような甘さで
すこしも逃さないように


根強くそびえ立つたくましい雑草
どこからか運ばれてきた花粉がその生命を謳歌している
日中強い日差しに照らされ日焼けしているコンクリート
涼しさと静けさに感化され毎晩歌い、踊り出す昆虫劇団
心地よく吹き抜ける切ない香りを運ぶ風

すべてがこのきれいな月をさらに際立たせる

自分の五感が少しずつ、確実に研ぎ澄まされていく。

目を瞑り
耳で歌に酔いしれ
鼻から深く息を吸い
口から愛おしさを乗せて吐き出す
手で温かい空気を送り出す

生きている