もう何回もしている決意表現。もう二度と酒なんて飲まん。でもたまには酒を飲んではのまれたい | MK from ASOVOYAGE

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その時その瞬間に感じたことをありのままにそのままに。素直に表現。
遊び場 Viva 楽しむ Vida 
"いざ参ろう あそVibaへ"

活発なあそ坊の日記

「男の人ってなんであんなにバカなことにバカになれるんだろう」

「いつまでも子供みたい、でもそうところがキュンとしちゃうんだよね」

「わかるわかる。でも現実的はしっかりしてくれている人の方がいいよね」

「あ、でも子供みたいな人に限って、しっかりするときはしっかりしているみたいな」

「ONとOFFがしっかりできているのよね。遊ぶ時は遊んで働く時はバリバリ働く」

「変に大きな夢語って人生語っている人に限って職業ニートとかね」

「わかる。お前ニートかよってね。笑。ニートは職業じゃないし。こんなとこに来て偉そうに語っている暇があったら、なんかその大層な夢を叶える為に行動しろってね」

「『俺は自分のしたいことが見つかった時にすぐに行動できるように、バイトはしたくない。俺たちはたった一回の人生を楽しまないと。もったいない』とかいってたよね。」

「ご立派なニートだったよね。マジ無理だったわ」




やめれーーーーーー
それ俺ーーーーーー
これ以上聞けない。聞いちゃいけない。ちょほんと。ニートもそれ知ってるから。他者からの攻撃受けなくても。毎夜毎夜自分で自分の心にダイレクトアタックしてるから。十分ボロボロだから。これ以上痛めてあげないで。酒に酔った勢いでちょっと偉そうに語ったことも次の日には頭痛とともに俺を苦しめているから。ほんと、もう泣いちゃうから。やめて。

二日酔いで、朝からコーヒーなんて飲みに来るんじゃなかった。ニートがカフェ来るんじゃなかった。まさかこんな話を聞かされるとは。あの子たちに気づかれる前に、心の傷をさらにえぐられるまえになんとかここを出なければ。

彼は25歳、現在ニート。心は繊細。夢は満載。基本シャイから謝意。大体酒飲んであとは後悔。決して悪いやつではないが、ニートだ。いい友達だが、ニートだ。就職する意欲は今はないから失業手当はもらえん。っといって手続きをしない。バカだ。自分の心に正直に生きたい。嘘はつきたくないという。ニートだ。今俺の目の前で半泣きになりながらニートを被ってうつむいて、ばれないようにこそこそやっている彼を僕は嫌いではない。でも彼はニートだ。バカだ。ブラックコーヒーを一口飲む。うう、苦い。やっぱりミルク入れてもらえば良かった。ちなみにこのコーヒーは朝から付き合ってくれたからと彼が奢ってくれた。しつこいけど彼はニートだ。だからこれは彼に奢ってもらったというより、彼のご両親に奢ってもらったと考えることにしよう。それを彼に言おうと思ったが、凄いいい笑顔で(実際には彼は二日酔いだったのでとても不細工な笑顔でだったが)俺が奢るといってうれしそうだったので、悲しい似た気持ちが湧き上がり、とてもじゃないが言えなかった。


いつも大きな夢を語り、人生を楽しもうとし、しかもみんなで楽しもうとし、バカして、いじられている彼だが、実際は、誰よりも現実主義で、自分に自信がなく、無理をしており、自分が自分自身の事を一番卑下してくるんでいるのを僕は知っている。いや、たぶん、ほとんどばれているだろう。彼は不器用だ。本人は誰にも気づかれていないと思っているようだが。もろばれである。きっと孤独なんだろう。だから僕は彼の事をなぜか嫌いにはなれない。ニートだが。みんなからも愛されているというか憎めないやつなんだろう。これは僕客観的な意見だが。

しかし、昨日飲んだと言った女子には好かれなかったらしい。

「なぁ、まだいる?こっちに気づきそう?」
「自分の耳で、目で確かめればいい」
「ばか、これ以上俺、俺の悪愚痴聞いたらほんとダメ、我慢している涙とお腹のものが出てくる。今飲んだコーヒーもう出ちゃう。オエ。やべ、さっきの会話思い出しちゃった」


不思議に彼には彼のままで生きてほしいと思ってしまう。