股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -73ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

構造動作トレーニングでは、股関節の運動に正しく筋肉が作用する縦開脚(スプリッツ)の身体操作を訓練します。ストレッチで筋肉を伸ばす方法が一般的ですが、誤って筋肉を伸ばし過ぎてしまうと、内転筋が使えなくなったり、股関節の外旋ができなくなる、などのトラブルに発展することがあります。それを回避するためにも、正しい身体操作をトレーニングします。

 

 

開脚ができないと、一般の方は、筋肉が固まっていることが原因で、開脚ができない、と考え、筋肉をストレッチする方が多いと思います。しかし、そのアプローチは正しいでしょうか?なぜ、筋肉が固まっているのか?その原因にたどり着くまで、動作を反復してみてはいかがでしょうか。筋肉は伸ばし過ぎてしまうと、収縮できなくなり、使えなくなります。また、筋肉の伸ばし過ぎは、骨格を崩します。正しい知識と実技をこころがけてください。

 

【バレエ股割り解説⑭SPRIT】

 

 

 

1/14-15 構造動作トレーニング・東京教室 

 

2/11 構造動作トレーニング・大阪教室

 

えにし治療院

内転筋は恥骨から、大腿骨の内側についています。内転筋トレーニングの効果を出すためには、骨盤と大腿骨のポジションが重要になります。内転筋が使えない場合の特徴は、

 

1.がに股、骨盤が後傾して大腿骨が開いている

 

2.内股、骨盤が後傾して大腿骨が閉じている

 

です。

 

これらは、内転筋の起始停止部がそろっていないために、筋肉を上手く作用できない状態にあります。内転筋トレーニングは、股関節の外旋と一緒にトレーニングするのが効果的です。

 

内転筋を使えるようにするトレーニング

 

骨盤と大腿骨のポジションで難しいのは、骨盤を認識することだと思います。骨盤の認識が間違っていると、いつまで経っても内転筋トレーニングで効果を出すことは出来ません。骨盤は力学的に最も強度を発揮するポジション(安定と強度)で、尚且つ、股関節がいつでも動き出し可能なポジションを求めます。これには、外観から見たポジションも大切ですが、実際に強度と安定を実感し、内観から実感できるポジションを指標に骨盤を認識できるようにします。骨盤を認識できるようにするには、深部感覚のペアワークが効果的です。

 

 

股関節の外旋と内転筋 

 

 

【初公開】スプリッツ 

 

 

内転筋を使えるようにするトレーニング方法」のつづきです。

 

骨盤と大腿骨の模型を使って股関節の動きを説明して、理解できる人と理解できない人がいます。これは、自分の股関節と大腿骨の位置を自覚できるかの違いなのではないかと思います。自覚できる人は、股関節をコントロールできるので、理解できますが、そうでなければ、股関節をコントロールできるようになって、理解できるのだと思います。

 

▲解剖学アトラス 訳=越智淳三

 

クラシックバレエをされている方で、骨盤が前傾した姿勢をいつも先生から注意される、という方がいます。骨盤が後傾した姿勢は猫背になり、不良姿勢であるとわかりやすいのですが、骨盤が前傾した状態の反り腰、出尻の姿勢もまた不良姿勢なのです。これらの原因の多くは、股関節をコントロールできていないことです。骨盤の操作は股関節でおこないます。骨盤を後傾するときは、股関節を伸展します。骨盤を前傾するときは股関節を屈曲します。しかし、骨盤前傾や後傾の不良姿勢では、股関節をコントロールを十分にできず、骨盤の操作を腰椎などで代償しています。故障につながる可能性が高いので注意が必要です。

 

姿勢を注意される人は、股関節の外旋をできるようにしなければいけません。股関節の外旋がコントロールできる状態であれば、腰仙神経叢の神経系統は構築されていますので、骨格位置を注意されることはないはずです。

 

股関節の外旋と内転筋 

 

 

【初公開】スプリッツ