股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -68ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

最近は以前に比べ開脚ストレッチをしているスポーツ少年が増えたように思います。どうして開脚ストレッチをするのか?と聞くと、チームの指導方針で、肘を床につくまで開脚ストレッチができなければならないということのようです。腰を丸めて開脚ストレッチをする少年の姿を見て競技に何が生かされるのか疑問です。むしろ成長期に不自然なトレーニングをしてしまうと、競技動作だけでなく体にも悪い影響がないか心配になります。スポーツ選手に開脚前屈をさせるのなら、正しく開脚前屈をおこなわせるべきだと思います。

 

▲解剖学アトラス 訳=越智淳三
 
構造動作トレーニングの股割りは開脚前屈で神経系統の構築をおこない股関節の運動を円滑におこなえるようにします。骨格位置、関節運動の方向、筋肉の作用を踏まえ、重心移動を円滑にトレーニングすることが大切です。
 

1.股裂きで筋挫傷

 

2.スポーツ選手がやってはいけないストレッチ方法

 

 

 

腰痛や膝痛の治療をして痛みがなくなり、楽に動けるようになりました。しかし、しばらくして再び同じような症状で悩まされることがあります。これは、姿勢や動作を正しくおこなえていないということが考えられます。当院では、姿勢と動作改善までを治療として取り組んでいます。とはいえ、不良姿勢を改善し、不自然な動作を改善し、正しい姿勢と動作を身に付けるのには意識を高く持って臨まなければいけません。今回は来院されている方の希望で、正座など基本動作のお稽古をしました。

 

ポイント

1.骨格位置

2.関節の運動方向

3.筋肉の作用

 

3つのポイントを踏まえ、正しい重心移動の軌道を誘導しました。重心移動の軌道が反れると、余分な力みや、関節の捻じれに繋がります。安定して重心移動をおこなえる足の土台作りが大切です。牧神の蹄に乗ることを習慣にし、そこから重心移動を円滑におこなえるように稽古していくと、良いと思います。

 

 

 

【骨盤】綺麗な正座を身に付ける「股関節」円滑な重心移動

 

 

 

良い足指の状態というのは股関節とつながっています。一見、やわらかい足指で器用に動かせれるのに、股関節とつながっていないこともあります。足指の感覚トレーニングから始め、意識が通らない足指に意識が通り始めたら、足首につなげ、膝につなげ、股関節へとつなげていきます。これは、末端の神経・脛骨神経・腓骨神経から、坐骨神経、腰仙神経叢の順につなげ、感覚と運動の循環を良好にします。股関節の外旋筋が、股関節の運動に作用する状態にするには、神経系統を構築する必要があります。構造動作トレーニングの股割りは、足指が大切です。

 

▲日本人体解剖学 金子丑之助著

 

股関節の外旋トレーニング