股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -67ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

スクワットの動作は「動作の質」を求める人にとっては、うってつけの研究素材だと思います。構造動作トレーニングのスクワットは、立位姿勢からフルスクワットのポジションまで体を落下させます。落下する衝撃を股関節、膝関節、足関節でやわらげ、床反力を受け取って自動的に立位姿勢に戻ります。

 

 

▲日本人体解剖学 金子丑之助著

 

自分の体の重さを床反力に変換しますので、体幹をキープし、両足均等に動作をおこなわなければなりません。しかし、正しく動作をおこなうことは、自身の癖、体の偏り、捻じれなどにより、難しいのです。ですから、トレーニングでは自身の癖や体の偏り、捻じれを自覚し、それを修正しながら動作を修得していきます。

 

スクワット動作の体幹ポイント

 

 

私はトップアスリートの円滑な重心移動の方法にあこがれがあります。そして、私自身もその動作の仕組みを体感したいと思っています。動作の質を求めるための研究素材としてスクワットを取り扱っていますが、円滑な重心移動の方法の特徴の一つに足関節の深い屈曲運動があることがわかってきました。この足関節の可動域は、ストレッチで獲得したやわらかさではなく、動作として獲得された関節の可動なので、各関節との連携が滑らかです。これからも、もっと動作を探求していきたいと思います。

 

 

【パワーポジション】トップアスリートの重心コントロール 

 

 

 

 

 
 
トレーニングの方法は目的によって違ってきます。構造動作トレーニングは、動作を円滑にすることが目的です。動作を円滑にするためには、重心移動を円滑におこなえるようにしなければなりません。重心位置は骨格の位置関係で決まります。ですから骨格位置を定め、その重心をいかに移動させるか?ということが大切です。
 
 
 
一般的にハーフスクワットのトレーニングは筋肉を鍛えるためにおこないますから、筋肉に負荷がかかるようなポジションでおこないます。構造動作トレーニングでは動作を円滑におこなえるようにすることが目的ですから、筋肉に負荷がかからない、楽に動作ができるポジションで重心移動をおこないます。そのため、膝の使い方が一般的なハーフスクワットの方法と違います。膝はつま先よりも、しっかり出します。正しい骨格ポジションをトレーニングすることが重要です。
 
 

【膝の故障】ハーフスクワット爪先よりも膝を出す?出さない?

 

 

伸張反射を利用するスクワットの方法

 

 

構造動作トレーニング・大阪教室は3年ぶりの開催でした。その間、三重県に足を運んでくださった方、久しぶりに参加の方、初めて参加の方、関西独特の雰囲気で、楽しく濃厚な時間を過ごすことができました。帰りのお土産探しまで付き合ってくださった方々、ありがとうございました。
 
 
昨年から、動画をアップしていたことで、新たな発見がありました。3年ぶりの参加者の方は動画を見て下さっていたので、久しぶりという感じではなかったそうです。また、構造動作トレーニングの基礎が身に付いている人は、動画からでも得られるものがあるようです。
 
 
私はこの3年で、実技と知識にかなりのアップデートをしました。参加者の方たちと一緒にトレーニングをすることで、動作の仕組みを伝える力があがっている手応えを感じることもできました。
 
 
この3年で心身が停滞していたような参加者もみえましたが、帰りには元気な姿を取り戻していたのでよかったです。
 
 
構造動作トレーニングでおこなうスクワットは伸張反射を利用できるようになる目的でおこなっています。感覚的な表現になりますが、私は流水のようなスクワット動作ができるようになりたいと思っています。流水が勢いのある滝になって落下し竜が跳ね上がるような動作です。

 

 

講座終了後は、股割りチャレンジャーたちの挑戦を見届けました。私も励みます!

 

 

【解説】スクワット

 

 

【まとめ】伸張反射を利用するスクワットの方法