股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -54ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

股関節はやわらかいのですが、外旋が苦手ですという人は、内旋も苦手のことが多いです。 自分では股関節を外旋しているつもりでも、実際は外転だったり、内旋しているつもりでも、内転だったり、と実際の動作と違っていることに気づいていないこともあります。これは、骨格位置と関節運動の方向を観れば、一目瞭然ですが、なかなか自分で気づくことは難しいようです。

 

さらに、股関節の内旋をトレーニングしていくには、下肢骨の配列を見直してからでないと、トレーニングを進めてはいけない場合が多くあります。これは、良いと思う姿勢の思い違いによる骨格の配列の間違い、あるいは、自分の体の状態にあっていないストレッチや筋トレなどを行ったことにより、神経系統が分離し、シンプルな動作を複雑にさせ、トレーニングを難しくしてしまっているためです。

 

股関節の外旋が苦手な人にとって、股関節の内旋トレーニングは同様に難しいトレーニングだと思いますので、まずは適切な骨格配列を身に付けましょう。

 

 

【股関節内旋】マシーントレーニングで内旋と外旋を動作で使える状態にする

 

 

 

 

股関節がやわらかくても、必ずしも使える状態とは限りません。たとえ、180度の開脚ができていたとしても、股関節が使えない、と実感している人はたくさんいます。特に股関節を外旋できるようにしたいと思っているやわらかい人は多いと思います。これを出来るようにするには、きっちり股関節の外旋トレーニングをするしかありません。そして、股関節を使える状態にして、股関節の外旋可動域を拡大していくのです。

 

股関節がやわらかい人で、股関節が使えない、と実感している人は、一見、姿勢が綺麗にみえますが、細かく観ていくと脊柱や骨盤の変位や下肢のアライメントが正しく配列されていません。

 

脊柱や骨盤の変位は、腰仙神経叢の流れを阻害するので、その神経支配の筋肉を適切に作用できません。また、下肢のアライメント不良でいえば、足関節の関節運動の方向が反れていることが多いです。これは、脛骨神経、総腓骨神経の流れを阻害するので、その神経支配である大腿二頭筋が適切に作用できなくなります。そうすると、股関節を外旋しようと思っても、神経系統が分断されていますから、思うようにいかない、ということになるのです。

 

股関節を使えるようにする方法は、全身の骨格位置を見直し、末端の手足から神経を目覚めさせて、神経系統を構築していくしかありません。構造動作トレーニングに励んでいる人は、牧神の蹄を使って末端の感覚と運動の循環を良好にして、股関節のトレーニングを効率よくおこなってください。

 

 

 

股関節外旋マシーントレーニング

 

 

 
股関節の回旋運動は、スポーツや武道の動作にキレを与えるのに重要です。股関節を上手く回旋運動ができないと、その動作にキレは生まれません。股関節の回旋運動を滑らかにおこなうことが出来ないと、筋肉が硬いことが原因だと捉え、腸腰筋や外旋六筋など、それらの筋肉にストレッチを施すことが多いと思います。しかし、ストレッチをいくら施したとしても、股関節を上手く内外旋できるようにはなりません。
 
筋肉が硬くなる原因は、筋肉を使えていない、筋肉を過剰に使い過ぎているなどです。ストレッチを施す前に、その原因を明確にする必要があります。そして、筋肉にストレッチをほどこしたとしても、筋肉が収縮しないままでは、股関節を上手く内外旋できるようにはなりません。
 
股割りは股関節をコントロールできるようにするためのトレーニングです。股関節の外旋をできるようにするトレーニングのポイントは、
 
1.足に捻じれなく足関節の底背屈をできるようにする(牧神の蹄)
 
2.正しい股割りのポジションをつくれるようにする(脊柱の変位、運動軸)
 
3.四肢と体幹をつなげて筋肉を作用する
 
4.重心移動の方向を正確におこなう
 
などです。
 
 
 

【股関節外旋】腸腰筋・外旋六筋・内転筋を使えるようにするための股割りの開脚前屈