股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -49ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

私は最も効果的に股関節の動きを滑らかにする方法を見極めるために、股割りをトレーニング素材として実践研究をして、今年でかれこれ21年目になります。トレーニングを開始した当時からみると、股関節のメカニズムの理解と実感がずいぶん進展しました。まだ、これで完結というところまでは、達成していませんが、必要としている方の力になれるよう一層励みたいと思います!

 

 

さて、股関節の屈曲は開脚前屈の際に足を外転外旋で固定して、骨盤の恥骨結節、下腹、お臍の順で床に接触しておこないます。開脚前屈において、これは重要なポイントなのですが、股関節を屈曲するということが本当に難しいと思います。股関節がやわらかい人をたくさんみてきましたが、そのほとんどが股関節の屈曲ができません。股関節の屈曲ができない、というのは、足を外転外旋で固定できない、体幹を保持できず下部腰椎、仙骨がポッコリ、盛り上がり、屈曲が不十分な開脚前屈姿勢になってしまっています。それでも、足抜きができた方が、かっこいいからと、股関節の屈曲が不十分な状態で、足を抜いてしまうと、ある一定角度にくると逃がす癖がついてしまいます。とりあえず、やわらかくなりたい、という目的ならば、それでよいのでしょう。

 

 

しかし、股関節をコントロールできるようにすることが目的ならば、きちんと股関節の屈曲をできるようにしなければなりません。なぜならば、股関節の屈曲が不十分では、動作のキレになる内外旋の切り替えが発動しないからです。股関節の屈曲が不十分なままの足抜きは、内外旋の切り返しがありません。ストレッチで開脚足抜きの癖をつけてしまった場合は、筋肉を収縮して関節運動に作用する状態へリハビリしなければなりません。骨格の配列、関節の運動方向、重心の円滑な軌道、これらを修正し、正しく筋肉が作用する状態にしましょう。

 

【足抜き】開脚ストレッチに注意

 

How I Learned The Full Splits in 20 Years

 

 

6/17-18 構造動作トレーニング・東京教室 

 

えにし治療院

定期的に来院されているシニアの方たちは、健康維持、促進がわりとできていると思います。誰にでも、利き手、利き足があり、一日活動すれば、体に偏り、捻じれ、歪みが生じます。体が健康的に維持できている状態ならば、睡眠をとって体を休めることで、翌朝には疲れが抜け爽快です。とわいえ、健康維持ができていても、無意識、無自覚に体を固めているものが確認できます。なかなか、自分で意識することが難しいレベルの体の変化だと思います。この状態が重なっていくと体はガチガチに固まり、耐え切れなくなると、痛みなどの症状を出してサインを知らせるのだと思います。

 

 

来院される若い人たちは、それこそガチガチに体を固めてきます。若いうちは無意識に筋力でがんばれるのでしょうが、そのままの状態では健康維持もままならず、健康促進は、程遠い状態です。体を固める原因には、関節運動の方向の反れ、運動軸の反れ、骨格配列の崩れ、などがあります。そうすると、重心移動の軌道が狂い、円滑に動作をおこなえません。その結果、偏って筋肉を使うことになり、過剰に使う筋肉と全く使わない筋肉が生まれ、正しく筋肉が作用できない状態になり、可動範囲の狭い固まった体の状態になるのです。 私はトレーニングで自分の体の中身が見える(自分の体の状態がわかる)までになってほしいと思っています。そうすれば、最低限の自分の体の管理はできるはずです。

 

 

 

【シニア世代の健康促進】体のメンティナンス

 

 

 

5/20-21 構造動作トレーニング・東京教室 

 

えにし治療院

空手やキックボクシングなどの蹴り技が苦手、特に上段蹴り、ハイキックのような足を高く上げる動作が苦手なので開脚可動域を広げたいという人は多いです。私は股割りトレーニングをしていますので、足を高く上げることはできるようになりました。しかし、蹴り技の稽古や何かを蹴るということをしていませんので、足を高く上げれても上段蹴りやハイキックのような技はできません。それでも、蹴り技が苦手という人を観ていますと、蹴り足に意識が集中している様子がうかがえます。蹴り技が苦手という人は、軸足が不安定で、体幹が安定せず、蹴り足を自由に使うことができていないようにみえます。

 

 

軸足は体の真下に接地することで体が安定し、蹴り足が自由になります。しかし、軸足を体の真下に接地したつもりでも、下肢骨の配列が綺麗に並ばなければ、体は安定せず、蹴り足が自由になりません。また、足関節、膝関節、股関節の運動方向がきれいに揃わない場合も同様です。蹴り技、特に上段蹴りやハイキックが苦手という人は、軸足の骨の配列や関節運動の方向に問題があることが多いです。蹴り技が得意な人でも、あらためて軸足を見直すことで、技の質が向上することもあると思います。

 

足の重さで軸足を安定

 

 

 

5/20-21 構造動作トレーニング・東京教室 

 

えにし治療院