股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -48ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

 五月の構造動作トレーニング・東京教室「所有感覚メソッド」は、手足末端から体を整えました。牧神の蹄に足の指を合わせます。これは、とてもシンプルな感覚なのですが、初めての参加者にとっては、初体験、とても難しかったようです。この感覚には、個人差があります。初めて牧神の蹄に触れて、すぐに馴染む人もいますが、大概は途方にくれてしまうほど、足の指の感覚が鈍くなっている人が多いです。神経でいえば、腰仙神経叢の末端が思い通りにならない状態です。このような状態では、接地衝撃を上手く緩和することができず、動作をおこなう度にダメージを体に蓄積するようなものです。腰痛や膝痛などの故障は、このようなダメージの蓄積が、原因にあるかもしれません。感覚と運動の循環は良好な状態に保ちたいものです。足指の関節は、MP関節から曲げ伸ばしできるようにしましょう。

 

 

手指は、足指にくらべもっと難しいかもしれません。手は足にくらべ、器用に使えてしまうので、指を使うことくらい誰でもできるものと思い込んでいます。しかし、DIP、PIP関節を屈曲することができない人がほとんどです。できない人にとっては、本当にできない、難しいことなのです。手指は、腕、肩甲骨とつながり、四肢と体幹の連動に大きく買関わります。肩関節、胸鎖関節のコントロールが思うようにならない場合は、手指から見直してみましょう。

 

 

 

五月の構造動作トレーニング・東京教室「TAKAHIROラボ」は、前回に続きスクワット動作のポジションと重心移動の軌道をトレーニングしました。構造動作トレーニングのスクワット動作は、真下にしゃがみます。真下にしゃがむ、というのは、当たり前のことのように思いますが、実際は後ろに引く軌道でしゃがむ癖の人が多くいます。スクワットとあわせて、肩関節の外旋運動をおこないましたが、この運動も肩関節を外旋しているつもりで、肘から下の回外運動にとどまっている参加者が多くいました。肩関節の外旋は、棘下筋、小円筋が作用しなければなりません。できているつもりでも、できていないことが、多いので基本運動を見直すことが大切です。

 

 

 スクワット動作で、真下にしゃがむためには、足関節、膝関節、股関節が、ジャッキのように均等に屈曲しなければなりません。股関節や足関節の可動域が狭い状態では、屈曲角度が足りず軌道がずれ、真下にしゃがむことができません。スクワットは、世界で最も運動効果の高いトレーニングとして認知されています、普通に真下へしゃがめるようにしたいものです。

 

 

ストレッチで開脚足抜きの癖をつけてしまった、もともと体がやわらかいが股関節がふにゃふにゃで力が使えない場合、やわらかければいいというのであれば、それで良いのですが、股関節をコントロールできるようにすることが目的なら、筋肉を収縮して関節運動に作用する状態へリハビリしなければなりません。そのために、固有感覚を厚く、濃くする操作が必要です。
 
 
固有感覚の位置覚は、股関節が可動しやすい骨格の配列を求めます。骨格は筋肉の起始停止部なので、筋肉が適切に収縮する位置に配列することが大切です。ストレッチで筋肉を伸ばし過ぎている場合は、この骨格配列から、かなり逸脱していることが多いので、修正しながら時間をかけて位置覚を厚く、濃くしていく必要があります。
 
股関節をコントロールできるようにするには、股関節の外旋と内旋の運動方向を身に付けていきます。開脚前屈で足が抜けてしまう(足抜き)場合や股関節がふにゃふにゃの場合は、股関節の運動が抜けて、膝下の運動に偏っていることがほとんどです。下肢骨を並べて、股関節がはまった状態で運動できるようにしましょう。
 
これらの場合は、体の状態が人それぞれなので、その体の状態に必要なことをして、きちんとリハビリすることが大切です。
 
【股関節の外旋が苦手・・】固有感覚整体の開脚整復方法