先日の東京教室で野球の先生からイップスの話をうかがいました。医療機関や大学の研究室などで治療開発が進んでいるそうです。感覚刺激弁別訓練や運動動作解析、筋膜の連動改善、重心の改善、練習方法の見直しなど、がおこなわれているとのことです。メジャー競技である野球やゴルフなどでは、イップスの治療は確立こそされずとも、それなりの治療が身近にあるようです、しかしマイナー競技の間ではイップスの研究はされておらず、緊張による精神的な腕の震えで、イップスとは認識されていないようです。
先日、ビリヤードの選手からイップスの話をうかがいました。こちらは、イップスは職業病で治らないもの、腕が振るえは珍しいことではないのだそうです。
イップス(局所性ジストニア・職業性ジストニア)は、私の長年の課題でもあります。音楽家の方たちのジストニアは脳が原因といわれていますが、体の機能を改善することが必要だと考えてきました。しかし、機能面の改善だけでは、足りない何かが、いまひとつわからないでいました。今回野球の先生に話を聞き、実際にビリヤードの選手の腕の震えの症状をみて、足りない何かがわかってきました。
今回、6年前から腕が振るえているビリヤードの選手のパーソナルトレーニングをおこないました。主におこなったことは、運動軸の修正と固有感覚の再確認です。結果からいうと、症状はかなり改善されます。しかし、本人の感覚では全く別のフォームになり、動作がしやすいかというと、そうでもないそうです。これは、ただ単に慣れていないだけなのか、慣れていくことが必要なのか、今後の課題です。

