股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -38ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

全国的に猛暑日が続いておりますが、私が住んでいるところは山の麓なので、体感としては夏日といった感じです。私は四季の中でも夏が好きで、ずぶずぶに汗を流して、新陳代謝を活性化させたいのですが、股割りトレーニングの効果で、歩行動作が効率的になってきて、山を登っても登っても、たいして汗が出ないのです。そうすると、山を走りまくるしかないのですが、それでは楽しさを見い出せません。私は楽しみがあることしか続かないので、虫観察が続いているわけです。しばらく、足が遠のいていましたが、先日知り合いと山歩きをして楽しかったので、本日も昼休みに山を覗いてきました。
 
 
先日はノコギリクワガタと出会いましたが、私のお目当てのミヤマクワガタには会えずじまい。山の中は例年と異なり、風通しがよく、にじむ汗に、肌をなでるように流れる空気が心地よく、ムシムシ感がないのです。結局、ミヤマクワガタは確認できませんでした。しかし、春ぶりに、山頂で山友に会えました。「おぉ、生きとったか」「あんた、山に来とらんかったね」「そう、足が遠のいとった」「今年、南アルプス行きたいけど、連れがおらんようになってまった」「奥さん、なくなったの」「違う、山の連れ」「俺に南アルプスまで運転しろってか?」「4時間車を運転しないかんだろ、それから山に登るのが、85にはきつくなってきたわ、もっと若かったらな」「あんたは、まだ若いでいいわな」「85で健脚が、なに言っとる」「三浦さんも90で登っとるで、あと10年登れるといいな」「それじゃあ気を付けて、また会いましょう」と別れました。山頂では汗で濡れたシャツを着ていると冷えて寒くなるほどです。猛暑日こそ山で涼むのがおすすめです。
 
 
股割りの開脚前屈は、股関節を屈曲できるようにし、骨盤を前傾します。180度開脚前屈できる人でも、膝(お皿:膝蓋骨)を真上にキープできない、開脚前屈の最終で腰椎がラクダの瘤のように丸くなる、などの場合は、股関節の屈曲で骨盤前傾ができていません。
 
最近では骨盤後傾だけでなく、骨盤前傾の姿勢がよくないという意見があります。おそらく、この場合の骨盤前傾は、出っ尻、反り腰のことを指しているものだと思われます。股関節の屈曲で骨盤前傾をできるようにするには、それなりのトレーニングが必要です。各種スポーツ競技では「パワースタンス」といい、能力を最大限に発揮する姿勢があります。これは股関節の屈曲で骨盤を前傾に操作する姿勢です。運動能力の高いアスリートでさえ骨盤を前傾させることが難しくパワースタンスを身に付けるのは至難の業です。
 
 
出っ尻や反り腰で骨盤前傾にみえる姿勢は、元に骨盤後傾の姿勢のある場合が多いです。骨盤が後傾すると内臓器が骨盤内に落ち込みます。その状態で食べ過ぎたり、便秘がちになると、腸が骨盤からあふれ出します。腸の疲労や便は、常に余分な重量として骨盤や股関節、腰椎に負担をかけ続けるのです。そのような状態が元にある、出っ尻や反り腰で骨盤前傾にみえる姿勢なのだと思います。ですから、内臓を定位置に収め、股関節の屈曲で骨盤を前傾できるようにトレーニングしていくことが効果的です。そして、ストレッチではなく重心移動で骨盤後傾から骨盤前傾することが運動学の原理原則です。これは止った姿勢としてではなく、股関節の動きで骨盤を操作できるようにするということです。
 

【骨盤後傾】ストレッチよりも重心移動

 

 

7月の構造動作トレーニング・東京教室、主催者であり世話役の動作術・中島章夫先生とも長い付き合いになりました。私は口が悪く、マナー知らずなので、悪気はないのですが失礼な態度や失言があり妻には注意を受けるのですが、「中村先生はそのままでいいんです」とおっしゃっていただき、私が安心して楽しく講座ができる環境を与えて下さるお蔭で、私は常にアップデートすることができ、構造動作トレーニングはより質の高いものになりました。最新理論を常に講座の参加者の皆さまに、お伝えすることができ、ありがたい限りです。健康維持もしたいし、健康促進もしたい、ハイパフォーマンスを獲得したい、とても欲張りな考えのもとに成り立っている理論ですが、きっちりトレーニングをしさえすれば、それは現実に手に入れることができると確信があります。中島章夫先生、参加者の皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

私の治療院でパーソナルトレーニングを受けている人は中心運動軸が通った体の状態を経験します。これは、単に体を真っ直ぐにするということだけではなく、具体的に体の可動域が自身のフル可動域になっている状態です。ストレッチで筋肉を伸ばして、体の柔軟性を高めた状態とは異なる、実践的な体の可動域です。中心運動軸は、上肢、下肢、脊柱の運動軸をそろえ、中心を捉えた運動軸です。中心運動軸を体に通すためには、骨格、筋肉、関節、感覚の循環を良好にし、神経系統を構築する必要があります。骨格、筋肉、関節、感覚を好循環にするには、固有感覚という体の中の無意識の感覚の流れを良好な状態にします。神経系統を構築するには、重心移動を円滑におこなえるようにして、感覚と運動の循環を良好にすることで、神経系統が構築されます。中心運動軸が体に通った状態は、具体的に股関節の可動域が拡大し、動作を円滑におこなうことができるようになります。

 

 

牧神の蹄は足指の感覚と運動の循環を良好にし、神経系統を構築するための礎になります。足指の握り込み、足関節の底背屈は、円滑な重心移動で体を運ぶのに、より精度の高い足が求められます。

 

 

足の指も手の指も、上肢と下肢の運動軸をそろえるのに、正常に機能する状態にしておきたいのです。

 

 
骨は力学的に最も強度を発揮するポジションを身に付けます。骨格の安定と強度とともに、筋肉の起始停止部をそろえ、関節運動で正常に筋肉が作用する状態にしておきたいからです。
 

 

骨格の安定と強度は、重心の自由度を解放します。

 

 

体の硬い人というのは、運動軸がそろっていない状態で、重心が固定されているのです。ストレッチをしても、運動軸はそろいません。過度なストレッチは運動軸を崩し、重心を根深く固定してしまいます。

 

 

運動軸がそろいだすと、重心の共有ができます。重心が固定されていては、共有できる状態ではありません。中心運動軸は、重心の自由度を解放します。

 

 

自然科学には、原理原則があります。中心軸を体に通すためのベクトルが指標であり続けます。

 

 

そんな感じで、くつろぐけい子さん、良いお顔(笑 また、飲みに行きましょうね。

 

 

股割りはストレッチをしません。体が硬い人たちは、重心を前方へ移動させて、TAKE OFF !

 

 

体がやわらかい人たちは、関節運動で筋肉が作用する状態にしていきます。

 

 

皆さん、しっかりトレーニング効果を出せていて、偉いです!

 

 

【股割り指導風景】東京教室

 

 

8/19-20 構造動作トレーニング・東京教室