股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -35ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

股関節の均等化」のつづきです。

 

私は10歳から25歳まで柔道をやっていました。相手と組むときは右組み(右手右脚が前)でした。そのためか、普通に立ち、左右均等で足に体重をかけているつもりでも、左足で立っているような違和感がありました。長年の競技生活の癖で、左右の股関節が不均等になっていたのでしょう。元の体の状態が不均等なので、当然、左右均等の立つ、歩く、走るなどの基本的な動作が苦手になりました。

 

股関節は均等であることが理想です。股関節の均等化を図るトレーニングは、股割りの他にスクワット(フルスクワット)があります。スクワットは「しゃがむ」という意味ですが、股関節が不均等な状態では、深くしゃがむという動作をすることが難しいと思います。それは、股関節の均等に加え、膝関節、足関節を連動できる状態でければならないからです。さらにベクトルを保ち、中心運動軸と重心線をそろえれるようにし、フルスクワットを完成させます。

 

 
構造動作トレーニングのスクワットは、落下運動でしゃがみます。そして足底が床を圧する力と同等の床からの反力で元の位置に戻ります。まずはフルスクワットを完成させてから、落下運動の重心の軌道を捉えることが必要です。その上で、動作における左右の役割を見直すことで、本来の動作のキレ味が増し、また、動作技術の向上が期待できるでしょう。

 

【スクワット】指導者に必要な基本運動と真っ直ぐな動作

 

人には、利き手、利き足がありますので、動作をするとき左右それぞれの役割を果たします。そのためなのか、人それぞれ股関節に左右差がでます。動作には、左右の役割があって当然ですが、元の体の状態の股関節に左右差があるのは、動作をおこなう上でマイナスになります。この股関節の左右差をなくすには、運動軸をそろえ中心を通さなければなりません。私がパーソナルトレーニングをするときは、運動軸の状態をみて施術調整をしてから、トレーニングをするようにしています。そして、トレーニングでは股関節の均等化を図ります。

 

 

股関節の均等化には構造動作トレーニングの股割りが効果抜群です。その上で、動作における左右の役割を見直すことで、本来の動作のキレ味が増し、また、動作技術の向上が期待できるでしょう。

 

股関節の均等化

 

開脚をして、腕を横に大きく広げます。この状態で、開脚前屈をすることはできますか?

 

 
股関節を使いこなせていれば容易な動作ですが、股関節を使えない場合は難解な動作です。開脚前屈をするときは、爪先と膝蓋骨の上向きを保持し股関節の外旋が抜けないようにし、恥骨~下腹~おへそを着けていきます。これは蝶番運動といって二枚の板が蝶番で折りたたむイメージで前屈します。体幹や股関節の外旋のキープ力が必要な動作になります。
 

 

 

開脚の基本的な蝶番運動

 

開脚前屈で股関節が使えるか?