5月の構造動作トレーニング・東京教室「所有感覚メソッド」は、機能的な体づくりのための深部感覚トレーニングを実習しました。深部感覚は体の内部環境を調節する感覚の流れです。自分の体の外には外部環境が広がっています。その体の中と外の境界線は表在感覚(皮膚感覚)で知ることができます。これらの感覚を失った体の状態では、体は単なる冷たい肉の塊になります。体の中には温かな血液の循環があります。冷たい肉の塊の中に温かな血液が循環し、感覚が循環することで、単なる冷たい肉の塊ではなく、自分の体として所有することができるのです。
深部感覚トレーニングは足の感覚トレーニングからはじめます。足は外界と接触し、その情報を得るための感覚センサーです。足の感覚センサーの精度が低下した状態では、路面の凹凸など、正確な情報を得ることができませんから、接地衝撃を上手く緩和できず、動作をすることが体にダメージを与えることになってしまうのです。
足の感覚センサーを正確に作動さるためには解剖学に即した足の構造を備えていなければなりません。趾骨、足根骨、脛骨、腓骨の配列、筋肉が正常に作用する状態に、足の感覚と運動の循環を良好な状態にしておくことが大切です。
深部感覚トレーニングは各骨の形状を理解し、各骨がもっとも強度を発揮する位置を姿勢に入れていきます。
故障が治らないまま不調が続いている体は冷たく、血の気を失い、各関節がぎこちない状態に陥っています。姿勢の中に骨格を入れ、内部環境の感覚と血液の流れの循環を良好にすることで、本来、体が回復しようとしている状態を促進させるのです。
そして、今以上に体のパフォーマンスを高めていくのには、深部感覚を重ね、鈍くなってしまった各パーツを実体化し、自分の体にしていきます。さらに各関節が運動の方向を中心に捉えれるようにトレーニングしていきます。
この日は、歌舞伎座で活躍中の竹本谷太夫さんとペアワークをおこないました。私も、深部感覚が重なり体の芯から骨が通ったようで良好でした。
【機能的な体づくり】体の中から綺麗な姿勢をつくる深部感覚ペアワーク