股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -11ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節の可動域を広げるために、深部感覚や運動軸の視点から動作を分析し、滑らかに動ける身体づくりを探求するブログです。

えにし治療院は、養老山地・多度山の麓にあります。 コロナ禍の間はよく山歩きに出かけていましたが、 コロナが明けて仕事が忙しくなってからは、歩きに行けるのは“たまに”になりました。

私のライフワークは 股割り・開脚前屈。 毎回、数ミリずつでも股関節に確実な変化が出る。 それでも「運動不足だな」と感じるときがあります。 そんな時は、家内を誘って山歩きに行くのが習慣です。

私たち夫婦は、もう五十代。 山歩きは30代の頃から、この養老山地をずっと歩いてきました。 家内は「更年期が明けた」と言っています。 40代は不定愁訴に悩まされていましたが、 股割り・開脚前屈、構造動作トレーニング、そして山歩きを続けてきたことで、 「今が一番健康的」と言うほど体調が安定しています。

 

 

 

■ 股割りは“股関節を使えるようにする”トレーニング

股関節が使えているかどうかは、 使えるようになって初めて分かるものです。

「使えているつもり」でも、実際には使えていないことが多い。 股関節が使えるようになると、脚が軽く運べるようになり、 山歩きでも長距離を景色や鳥の声を楽しみながら歩けます。

室内での股割りだけでなく、 実践の動作で“使えているか”を確認するのに山歩きは最適です。

 

 

 

■ 山の仲間は70〜80代

山友の多くは、70〜80代。 ほとんどの方が、大きな病気を経験してから山歩きを始めた人ばかりです。

足腰に良いのはもちろん、 仲間とのコミュニケーション、最高の景色、自然の音。 山歩きは、心にも体にも良い。

身近に健康的な大先輩がいることで、 山歩きの価値をより強く実感しています。

 

 

 

■ この日の山歩き

朝日を浴びながら歩き始め、山桜は満開。 海の見える展望台は空気が澄み、目に優しく、 鳥のさえずりが心地よいBGM。

家内の作るサンドイッチは相変わらず美味しい。 足も軽く、いいことづくめの山歩きでした。

夜はビールがうまい。 睡眠も深く、ぐっすり。 気づけば爽やかな朝。

 

 

 

■ 結論

運動不足はだめ。体を動かすことが大切。 股割りと山歩きは、心身を整える最高の組み合わせです。

 

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えにし治療院 パーソナルトレーニング

構造動作トレーニング講座・股割り教室 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

股関節が使えない本当の原因

(タイプ別に必要なアプローチは真逆です)

股関節の痛み、違和感、動かしにくさ。 ストレッチをしても、ほぐしても、整体に通っても改善しない——。 そんな方がとても多く来院されます。

実は、股関節が使えない原因は人によってまったく違うという事実があります。 そして、必要なアプローチは 真逆 になることも珍しくありません。

 

■ 股関節が使えない原因は人それぞれ

股関節がうまく使えない背景には、次のような要因があります。

  • 骨格の問題

  • 固有感覚の低下

  • 代償運動の癖

  • 神経系の促通不足

  • 筋肉の過緊張

  • そして意外ですが「柔らかすぎること」も原因になる

つまり、硬い=悪い、柔らかい=良い ではありません。 柔らかい人ほど、筋肉を伸ばして動きを作ってしまい、股関節が働かなくなるケースも多いのです。

■ 一般的なアプローチが逆効果になる理由

「硬いから伸ばす」 「痛いからほぐす」 「動かないからゆるめる」

こうした一般的な方法は、多くの方にとって 逆効果 になります。

  • 痛みが収まらない

  • 違和感が続く

  • 不定愁訴が増える

  • 柔らかくなっても動作が変わらない

これらの根本原因は、 股関節が使えていないまま、形だけ柔らかくしていること にあります。

■ 形だけの開脚はむしろ危険

開脚ポーズができても、

  • 股関節が屈曲していない

  • 骨盤が中間位で支えられていない

  • 固有感覚が働いていない

  • 腰や膝で代償している

こうした状態では、 動作に生かせないどころか、不調を増やす原因 になります。

■ やわらかい人とかたい人では必要なアプローチが真逆

まず大切なのは、自分の体の状態を正しく把握することです。

● やわらかい人

  • 筋肉を伸ばさない

  • 骨格で支える感覚をつくる

  • 関節運動に作用できるようにする

  • 固有感覚を取り戻す

● かたい人

  • 筋肉を骨格の支持から解放する

  • 力みを減らす

  • 腰仙神経叢を促通させる

  • 関節の可動域を取り戻す

このように、必要なアプローチは真逆になります。

■ パーソナルではまず「運動軸」を整える

私がパーソナル指導を行う際は、まず体の状態をチェックし、 必要に応じて 運動軸の調整 を行います。

そのうえで、股割り開脚前屈やスクワットなど、 股関節を正しく使うための動作を指導しています。

■ 股割り開脚前屈は「骨格で支える」基本を身につける最適な方法

股割りの開脚前屈は、 骨格で支える感覚を身につけるための最も効果的な方法です。

骨格で支持するとは、

  • 脛骨・大腿骨・骨盤が中間位で整う

  • 脊柱が生理的湾曲を保つ

  • 上肢は尺骨と上腕骨が正しく連動する

このポジションが整うことで、 腰仙神経叢が確保され、股関節の軌道が本来の動きに戻ります。

さらに、 足関節・膝関節・趾節間関節の方向性、肘の屈伸、脊柱のキープ、 主動作筋の正しい収縮が合わさることで、

力まない・伸ばさない動作 が可能になります。

■ 重心移動で股関節を自然に動かす

最後に重要なのは、 重心移動で股関節を動かすことです。

前と上の矢印の間のベクトル方向へ前屈することで、 股関節の屈曲が自然に引き出され、固有感覚が高まります。

■ まとめ

  • 股関節が使えない原因は人それぞれ

  • 必要なアプローチは真逆

  • まずは自分の体の状態を知ることが改善の第一歩

このブログでは、 股関節を最も効果的にトレーニングする方法を、 実践研究と臨床経験からお届けしています。

個別のサポートが必要な方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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えにし治療院 パーソナルトレーニング

構造動作トレーニング講座・股割り教室 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

 

【臨床報告】膝の痛みが改善しない50代男性|股関節の軌道を再構築した結果

東京教室に参加されている50代男性。 病院に通院しているものの、膝の痛みが改善せず、階段を降りる際に違和感と痛みが出るとのことでした。 日本拳法の稽古では、踏ん張った瞬間に膝の内側へズキンと痛みが走る状態が続いていました。

普段から股割りや開脚、脚抜きなどの動作を行っているものの、 いずれも 体軸がキープされず、股関節が正しい軌道で動いていない ことが確認できました。

 

 

 

■ 姿勢チェックで見えた問題点

・体軸が乱れている

・肩甲骨の動きが出ていない

・股関節の屈曲ラインが外れている

・開脚時の膝伸展ラインがズレている

膝そのものよりも、軸の崩れと股関節の軌道不良が痛みを生んでいる構造 が明確でした。

■ 運動軸調整で行ったこと

・股関節の正しい軌道を再構築(腸腰筋が働くラインへ) 

・開脚時の膝伸展ラインを修正 

・鎖骨、肩甲骨、肩の軌道を再構築 

・脊柱の中心運動軸を開放

・肩甲骨の可動性が回復

軸が整うことで、股関節の動きが軽くなり、脚の前面ラインが働き始めました。

■ 動作の変化(アフター)

・股割りで体軸がキープされる

・脚の前面ラインが働き、重心移動で股関節が動く

・開脚からのプッシュアップがスムーズ 

・股割り脚抜きが軽く抜ける

動作全体が「軸の上」で行われるようになり、 ご本人も 膝が痛くなる理由を理解できた と納得されていました。

■ まとめ

膝の痛みは膝だけを見ても改善しないケースが多く、 今回のように 体軸・股関節・肩甲骨・脊柱の連動 を整えることで、 動作そのものが変わり、痛みの原因が自然と解消されていきます。

 

 

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中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

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