【ストレッチを続けても股関節が変わらない理由】
180度開脚ができない・股関節のつまりが取れない方へ
「毎日ストレッチしているのに股関節がかたい」 「開脚をしてもすぐ戻ってしまう」 「股関節がつまって痛い」
こうした悩みで来院される方はとても多いです。 実は、股関節が硬い人だけでなく、柔らかい人も同じように悩んでいることをご存じでしょうか。
■ なぜストレッチでは股関節が変わらないのか
結論から言うと、 ストレッチでは股関節の可動域は広がりません。
ストレッチは「筋肉を伸ばす」アプローチです。 しかし、股関節を動かすために本当に必要なのは、
➤ 筋肉を“収縮”させて股関節を動かすこと
筋肉は生理学的に「収縮して働く組織」です。 収縮することで骨を動かし、関節運動を生み出します。
つまり、 伸ばすだけでは筋肉は働けるようにならないのです。
そのため、ストレッチを続けても ・可動域が広がらない ・股関節がさらに使えなくなる ・故障が増える という状態に陥ることがあります。
■ 股関節が硬い人・柔らかい人の共通点
● 股関節が硬い人
開脚すると骨盤が立てられず、後傾してしまう。
● 股関節が柔らかい人
開脚はできるが、筋肉を収縮させて股関節を動かせない。
どちらにも共通するのは、
➤「股関節を動かせていない」ということ
硬い人は骨格ポジションが取れない。 柔らかい人は筋肉が働かない。
結果として、どちらも股関節をコントロールできず、 つまり・痛み・可動域の低下につながります。
■ バレエ・ダンスに多い問題
バレエやダンスをされている方はストレッチを熱心に行いますが、 それでも股関節の悩みが尽きません。
特に多いのが、
● 股関節の屈曲(前に曲げる)が苦手
= 開脚前屈の動きができない
使えていない筋肉は ・大腿直筋 ・大腰筋
これらが収縮できないため、 股関節の屈曲ができず「つまる」状態が続きます。
股関節がつまる・痛いという違和感は、 股関節を動かせていないサインです。
■ 解決法は「股割り」
ストレッチではなく“股関節を動かす訓練”
股割りは、 股関節を動かし、コントロールできるようにするためのトレーニングです。
● 股割りの原理
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体軸を通す
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開脚した脚を固定(=土台)
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姿勢を安定させる
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筋肉を収縮させて股関節を6方向に動かす (外転・外旋・屈曲・内旋・内転・伸展)
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重心を前に送りながら股関節を動かす
これにより、 股関節の可動域が広がり、180度開脚にも到達できます。
■ 固有感覚の再構築
赤ちゃんがお座りからハイハイへ移行するとき、 股関節は「外旋 → 内旋」へ切り返します。
この切り返しこそが、 股関節の動きの“肝”です。
股割りではこの固有感覚を再構築することで、 股関節の動きのキレが格段に向上し、 パフォーマンスが劇的に飛躍します。
■ まとめ
ストレッチを続けても変わらない理由は、 股関節を動かす筋肉が働いていないから。
股関節の悩みを根本から解決するには、 ストレッチではなく「股割り」が必要です。
股関節が硬い方も、柔らかい方も、 股関節の動きを取り戻すことで、 開脚・パフォーマンス・痛みの改善が大きく進みます。
■股関節覚醒チャンネルとは?
「一生自分の足で力強く歩き続ける」をテーマに、 股関節の重要性、正しい体の使い方、運動軸の整え方を発信しています。
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■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)


