🌲 36度の夏、山の奥で出会ったもの
気温36度。 こんな日は山の中が一番だと、朝から決めていた。 久しぶりに奥へ奥へと歩きたかったが、今日は風が吹かない。 標高が上がれば気温は下がるものの、風がない分、汗が止まらない。
それでも、山に入ると空気が変わる。 人影はなく、誰にも会わない静かな山歩きになると思っていた。
👴 3年ぶりの再会
ところが、突然現れた見覚えのある老人。 3年前に83歳だった方だ。
「生きたっとのか!」 「生きとるよ。久しぶりだね。」 「いくつになった? 86か?」 「そうだ。」
86歳でこの山を歩けることに驚き、そして嬉しくなった。 口づてに元気だとは聞いていたが、実際に会えると胸が熱くなる。 今日はいい日だと、心から思えた。
🪵 森に漂う樹液の匂い
歩いていると、森の奥から樹液の匂いがプンプン漂ってくる。 匂いを頼りに木を探すと――いた。
🪲 立派なミヤマクワガタ♂
コガネムシが群がる樹液の中に、堂々とした顎を持つミヤマクワガタが一匹。 今年は個体数が少なく、貴重な出会いだ。
シャッター音に驚き、顎を立ててブーンと飛び立ち、隣の木へ。 飛ぶ姿もかっこいい。
少年時代、夏祭りでミヤマクワガタが7000円で売られていた。 憧れの存在だったが、山に入るようになって普通に出会えることに驚いた記憶が蘇る。 それでも今年は希少。 今日で2回目の出会い。嬉しい。
🐞 弱肉強食の森
帰り道、足元でヒグラシが転がっていた。 羽が折れたのかと思いきや、アブが体液を吸っている。 アブがセミを吸うとは知らず、自然の厳しさを目の当たりにした。
森は弱肉強食の世界。 まだまだ知らないことが多い。 本当に面白い一日だった。
🍽 帰宅後のご褒美
帰宅してシャワーを浴び、家内と鰻を食べに出かけた。 家内はとんかつ。 二人でシェアして、鰻ととんかつの贅沢な夏のご馳走を味わった。



