開脚すると脚の付け根がズキッと痛むことはありませんか。 ストレッチをしても、マッサージをしても、なかなか改善しない…。 その理由は、痛い場所だけをケアしていて、本当の原因に気づけていないからです。
多くの人は「筋肉が硬いなら伸ばせばいい」と考えがちですが、これは大きな誤解です。 私は按摩マッサージ指圧師ですが、筋肉を揉んだり、伸ばしたり、圧迫したりはしません。 なぜなら、筋肉が硬いのは“結果”であり、原因は骨格のズレや身体の使い方にあるからです。
原因を無視したままマッサージやストレッチを続けると、逆効果になり、股関節が不安定になることさえあります。 だからこそ、まず整えるべきは正しい骨格ポジションです。ここから痛みの改善が始まります。
痛み改善の第一歩は「原因の見極め」
開脚で脚の付け根が痛むとき、最も重要なのは“何の痛みなのか”を見極めることです。 筋肉なのか、関節なのか、神経なのか。 ここを誤ると、どれだけケアをしても改善しません。
痛いからといって、安易に揉んだり伸ばしたり圧迫したりするのは危険です。 原因がわからないまま刺激を加えると、股関節が不安定になり、痛みが長引くことがあります。
まず確認すべきは「股関節の位置」
開脚で付け根が痛むときは、まず股関節の位置を確認しましょう。 ここを間違えると、痛みは絶対に改善しません。
股関節は「鼠径部」ではありません。 お尻のえくぼの奥、深いところにある“ヒップジョイント”が、解剖学的に本来の股関節です。
多くの人は太ももの付け根を股関節だと勘違いしています。 正しい位置を押さえたまま脚を動かすと、奥の関節が動くのがわかります。 この位置で動かせていないと、付け根に痛みが出ます。
まずは股関節の位置を正しく理解し、そこから開脚を行うことが大切です。
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■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)
