しなやかな体を作りたい。滑らかで柔らかな動きができるようになりたい。そのような目的でトレーニングされている方も多いと思います。
しなやかな体を作るためには、単に体を柔らかくするということでなく、滑らかで柔らかな動きができるようにトレーニングをしていかなければなりません。とにかく、動きに注目し、動きをトレーニングすることが重要です。
まず、動きの骨組みは骨格ポジションです。そして、動きを作るのは筋肉の作用と関節の運動です。しなやかな体は、骨格、筋肉、関節、これらの機能が調和することで、その構造が完成します。
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6月の東京教室は、人形操演者の和田泉さんが4講座通しで参加され、しなやかな体を作るための気づきがあったようです。
4講座の内容は、世話役の中島章夫先生と相談を重ねて、骨格ポジション⇒筋肉を出力できる状態にする筋トレ⇒股割り⇒構造動作トレーニングの内容と順になっています。どうして、この内容と順になっているのか、これまで言及された方はいませんでしたが、和田泉さんは、それに気づかれたようで凄いです。
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動きをトレーニングするためには、自分がおこなっている動きを理解することが重要です。視覚、聴覚、触覚などの感覚器から感覚神経を通じて、脳、脊髄に情報が伝わり、その情報を処理し、脳、脊髄から運動神経を通じて、筋肉に指令が送られます。このような神経回路が上手に働けば、自分の体を思い通りに動かすことができます。感覚器と神経回路の関係を理解して動きをトレーニングすることが必要です。ですから、単に筋肉を柔らかくするとか、筋肉に負荷をかけるトレーニングだけでは、神経回路が上手に働くようにはなりませんので、滑らかで柔らかな動きができるようにはならないのです。
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動きをトレーニングすることと、筋肉をトレーニング(ストレッチ、筋トレ)することには、大きな違いがないように思われる方も多いと思います。しかし、実際には全く異なるトレーニングなのです。例えば、スクワットで動きに注目する場合は、筋肉だけだなく体の機能を総合的に調和し、神経回路を上手く働くようにトレーニングしますので、筋トレとは異なるのです。
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動きをトレーニングする場合は、感覚が大事です。視覚、聴覚、触覚などの表在感覚は、日頃から使い慣れている感覚ですが、動きを調節する深部感覚がなかなか上手く働くようになりません。この感覚は、固有感覚ともいって無意識下で、運動を調節する感覚なので、わからない時期は、動きの中を手探りしている状態です。無意識下の感覚を上手く働くようにするポイントは、とにかく、どの動作においても、丁寧に、ゆっくり、正確に、何度も繰り返すことです。そうすることで、無意識下の感覚が見えるようになって、滑らかで柔らかな動きができるようになります。そして、しなやかな体を手に入れることができるのです。
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フィリピンから参加!股割りチャレンジ
しなやかな体を作る股割り