9月の構造動作トレーニング・東京教室は、基本に立ち返り、手足の解剖学、僧帽筋の起始停止部・走行を踏まえ、基本ポーズで姿勢を整えてから動作をおこなうことを心がけ、各トレーニングをおこないました。
1.Takahiroらぼ
2.所有感覚メソッド
3.股割り
4.深部感覚ペアワーク
構造動作トレーニングの基本的な立ち方は、中間重心です。その立位姿勢が、中間重心かどうかは、足指の感覚で求めます。指先が浮いていれば後重心、指先がつんのめるように力んでいれば前重心で、指先が力みなく接地していれば中間重心ということになります。中間重心で立つためには足指の感覚を敏感にしなければなりません。そして足指の感覚を敏感にするには、足の構造が整っている必要があります。偏平足、浮き指、外反母趾など、足の構造が崩れている場合は、アーチ構造を取り戻し、足指を使える状態にし、指先の感覚を敏感にしていきます。足指は姿勢を正すためのセンサーですので、足の解剖を理解し、足の構造を整えることが大切です。
牧神の蹄を使って、足指の感覚をトレーニングする際は、足をフラットな状態で、下腿の骨を立てたポジションでおこないます。足の小指と薬指を意識するあまり、足が外へ傾かないように、足指はMP関節から使えるようにしていきます。牧神の蹄の使い方は、2023秋最新版を参考にしてください。
手の親指はCM関節から使えるようにします。CM関節は親指の中手骨と大菱形骨から成る鞍関節です。手は多様に動かせることから、自分が使いやすいように偏った使い方になりがちです。手の使い方が偏っているか、いないかは、長母趾屈筋で確認します。4指を真っ直ぐに揃え、親指のMP関節とCM関節を最終まで屈曲し、IP関節の曲げ伸ばしをします。親指の末節骨を自由に曲げ伸ばしできれば問題ありません。
手の使い方の偏りを治すには、腕橈関節が使える状態でなければなりません。腕橈関節は橈骨と上腕骨から成る関節です。この関節は手の使い方のみならず、動作をおこなう際に姿勢を保持するための重要な役割を担います。前腕を回内する時の橈骨の動きを理解し、腕橈関節を使える状態にしましょう。
自分の体を思い通りにコントロールするには、体の機能状態が良好な状態でなければなりません。手足末端を使える状態にすることは、もちろんのこと、四肢を体幹から使えるようにする状態にしていきます。そのための胸鎖関節と股関節は、徹底的に使える状態にしていきます。
牧神の蹄の使い方を更新しましたので参考にしてみて下さい。
【2023秋最新版】牧神の蹄