野球の指導者の方が体の調整に来院された。その際にダルビッシュ有選手が投球フォームを修正されて、凄いんです、と力説。ツイッターの比較動画を紹介された。しかし、投球フォームが修正されて、腕が振れているが、何をどのように修正したのかわからないという。指導者の方自身も肩を故障されてから、投球フォームを試行錯誤しているので、少しでも参考にしようと研究熱心だ。
左 五日前。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) January 1, 2022
右 今日。
左も2021年に比べれば色々修正出来ていたけど、ここまで短期間で変えられました。
やっぱり投げ方って覚えているものですね😁@bcs_maeda が比較動画を作ってくださいました。
週一ZOOMセッションもしてもらっています👍 pic.twitter.com/BxO4ZMG36S
一流選手が、動画を公開してくれるとは、ありがたい、何ともいい時代になったもの。指導者の方と話し合い、構造動作トレーニングの重心移動を円滑にする考えをベースに、肩の引っ掛かりなく、軽く腕を振れるよう腕の修正、そして股関節が回転するための軸足の復元の2点を参考にさせてもらった。肩を故障した選手は、軸足の働きを失っていることが多いので、軸足の機能回復をしてフォームの修正をしなければならない。
野球の指導者の方は、実に様々な学びを自身の体に取り入れて、動作を複雑にし過ぎてしまっていた。股関節の回転は実にシンプルで軸足の上で回ればよいのだ。しかし、肝心の軸足の働きを失ってしまっている。動作時に軸足の役割を果たせる状態ではないということだ。趾、足首、膝、股関節の関節運動の方向を修正、下肢骨の配列を修正、各筋肉の作用を取りもどす。まずは、これらをおこない軸足を復元することが大切だ。
そして腕は、ボールを投げる側とグローブ側の動きが肩に引っ掛かりなく、軽く腕が振れるようにする。
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