先日、フィジカルトレーニングとして取り組んでいる股割りをみてほしいとの希望があった。希望された方は体がやわらかいスポーツ選手。なので、股割りのロールオーバーのようなことが簡単にできてしまう。本人は、これでよいのか、わからないという。そして、これができると何に効果があるのか、わからない様子。
股割りのロールオーバーは股関節外旋、外転、屈曲から内旋、内転、伸展に切り替える。体のやわらかいスポーツ選手がやってみせたのは内旋、外転、屈曲から内転、伸展の股関節の回転運動がないものだった。股割りがある程度できるようにならないと、この違いを認識することが難しいのではないかと思う。
体のやわらかいバレエダンサーで、股割りのロールオーバーに似ている開脚脚抜きをする際、股関節の感覚がない、股関節の動かし方がわからない、と自覚している人もいる。まずは、股割りトレーニングに取り組んでみる。そして、正確なルーティーンを身に付け、股割り動作の質を高めていくことで、良し悪しがわかり、その効果を実感できるのだと思う。股割りはフィジカルトレーニングとして優れている。是非、若い選手にはやりきってほしい。
▲日本人体解剖学 金子丑之助著