健康的な身体つくりが出来ているか?足指トレーニングの方法 | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

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骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

健康的な身体つくりをしようと、様々なことにチャレンジしている人が多い。しかし、そのようなチャレンジをしていても、長時間立っていられない、長距離を歩けない、という人が多いのはなぜだろう。人の活動は、立つ、歩くことで成り立っている。この人の活動の元となる立つ、歩くことの質が高まらなければ、健康的な身体つくりにはないなら。20分歩くと疲れて足が出なくなる、ハイヒールを履いて歩いたら腰痛や肩痛がひどくなった、山歩きの下りで膝を痛めた、などは、健康的な身体つくりができておらず、歩行動作の質が低いといえる。 動作の質を高めるための身体つくりを心がけることが大切だ。
 
 
動作の質を高めるための身体つくりは、身体の構造、動作の仕組みを理解し、自分の身体で出来ていないことを出来るようにしていくことが必要。これらの理解が足りない人は、動作の質が低く、身体にダメージを蓄積し、疲労しやすく、不調に陥りやすい。
 
 
足つくりは、健康的な身体つくりの第一歩。動作の質を高めるためには、一歩、一歩の衝撃を緩和をし、身体にダメージを蓄積しないための足つくりが重要だ。足の構造、衝撃を緩和する接地の仕組みを理解し、自分の足で出来ていないことを出来るようにする。外反母趾や偏平足であれば、優先的に足の運動と感覚の循環を良好にすべきである。
 
 
何かをしようと身体を動かすときは、重心が移動する。このとき重心移動が円滑におこなわれていれば、動作の質は高いといえる。重心は骨格の位置で決定される。安定した足元の土台をベースに、重心移動を円滑におこなうことができる骨格位置を身に付けたい。
 
 
足の指、足首の運動に作用する筋肉がすべて働く状態になっているか?足底の筋肉、足背の筋肉、長趾屈筋、後脛骨筋、長母趾屈筋、前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋、長短腓骨筋、それぞれの状態を確認し、働く状態でないものはONにする。
 
 
足指の関節、足根骨の関節、足関節の運動方向は正常か?関節の運動方向に引っ掛かりがないか?それぞれの関節がフル可動域ON。
 
 
足のMP関節は、手の拳のように屈曲できればフル可動域ON。
 
 
足関節の底背屈は、足指の関節を屈曲キープしてフル可動域ON。
 
 
足関節の底屈で、足指の関節を屈曲キープすることが難しい。足関節底屈の運動方向を正常にし、下腿後面の筋肉をすべて働く状態にする。
 
 

足の感覚をトレーニングするには、牧神の蹄を使ってトレーニングする。牧神の蹄を4つならべて、ブロックの形に足指をフィットさせる。手でグラスを持つように、手の平全体にフィットさせて持つように、ブロックの形に足裏全体でフィットさせる。ブロックの積み下ろしは足の巧緻性を高める、ブロックと足がフィットしていれば乗ったまま移動することも可能だ。

 

 

動作の質を高めるための身体つくりを心がけることが大切だ。