騎乗。乗車ポジション。半月板損傷のケア | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

8年前に半月板の手術をした箇所が再び痛くなった。膝を少し曲げるだけでも足をつくだけでも痛い。一週間ほど膝の痛みを我慢して、馬の調教の仕事をしていたために、疼痛逃避姿勢から身体が酷く捻じれて、全身がむくんだ。
 
何キロ太ったの?3~4キロ?!最近はご飯がおいしいそうだが、疼痛逃避姿勢をつづけていると、当然、運動量が減るので、食事量と運動量のバランスが崩れ、太りやすい傾向にある。
 
 
仕事柄、落馬をして大怪我を何度もしているので、複数の骨折で手術痕が多い。このような場合は、膝に症状を訴えていたとしても、身体が複雑になっているために、別の箇所の原因が重なり合っているので難しい。徒手検査法を入念におこなうことが大切だ。徒手検査法で原因を探りながら施術を進めていくと、膝の運動を制限している複数の原因が浮かび上がる。そして、原因を一つ一つ処理していくと、今回の要因に辿りつく。
 
 
なんとか、深くしゃがむ動作まで辿りつくことができたので、今回の要因を解除するための、運動療法をおこなう。運動療法は、正しい感覚の入力をし、正しく運動で出力できるようにすることが大切だ。
 
 
普段、自分がおこなっている動作に、何か問題があったとしても、なかなか自分で気づくことは難しい。自分の身体の機能状態を把握し、その状態に対して必要な運動をルーティーンにすることで問題を予防でき、何かしら問題があったとしても大問題に発展しにくくなる。
 
 
騎乗ポジションは、四肢(手足)を自由に動かすことができる姿勢が望ましい。自転車や車に乗るポジションにも同様のことがいえる。
 
 
動作をおこなって、身体の何処かの箇所に違和感を覚える場合は、その姿勢に何か問題があると考えてみる。最良の姿勢をつくっていくのは自分次第。