諦めていた身体のちょっとした目覚めがもどかしい | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

私は疑問があった。身体は整ってきているものの運動と感覚が停滞、低下したままの人たちがいる。はっきりしない、もどかしい。やがて何かしらの原因で運動と感覚の循環が滞っている、、、というような感覚が芽生え、私の中のはっきりしない疑問が解消された。そして、これまで研究してきた施術についても、筋肉、関節、神経、血液などに固執することなく、身体のつながりや身体の中の様々な流れを対象としてきたが、運動と感覚が循環するためのアプローチをすることで、ずいぶんシンプルなところへ落とし込むことができた。

さて、先日、私の著書の読者の方から、股割りで臍がつくようになった、もっと股割りの質を高めたい、とメッセージをいただいた、私自身も股割りの質を高めているので良い刺激をもらった。私は、人の身体の仕組みを、より実感するために取り組んできたが、最近は自分の身体の可能性に興味がつきない。昨日、身体の調整に通院されている方が、何十年も諦めていた身体のちょっとした目覚めがもどかしくて仕方ないといっていたが、まさに私も似たような感覚なのだ。もどかしい感覚は、運動と感覚が循環する股割り動作ができるようになるまで、試行錯誤するしかない。コロナ禍の今、まさに自分の身体と向き合うチャンスだととらえている。
 
コロナ禍を経験し、運動と感覚の循環が滞る状況をみてきた。室内の運動ばかりでなく、感染予防に努め良質な外の刺激を受けることは大切だと思うが、人口の密集した所に住んでいると外に出られない人が多い。
 
今日は、空気は冷たいが、日差しが温かかった。シロサギとヤマガラを撮影することができた。自然の写真を楽しみにしていてくれるいる患者さんがいるので、ウォーキングに行くときは、できる限り撮影したいと思う。